写真 敦賀市金ケ崎宮 「花換え祭り」。今年は中止。金ケ崎宮は今年の大河ドラマ「麒麟がくる」にも出てくる。
平安朝時代、若い男女が、参道に咲いている桜の小枝を交換しあったことから始まった行事。
R02/05/02 土曜日
今年は変な年だ。雪こそ降らなかったが、陰気で寒い日が4月いっぱい続いた。5月に入って、急に夏。今日も26℃。
コロナ、コロナで全ての囲碁イベントは中止。次の囲碁大会まで、つなぎの雑文を投稿。
このままコロナ騒動が続くと「コロナより暮らしが先だ」と思う人が出てくる。
松本清張の作品に「カルネアデスの板」と云う短編がある。ギリシャの哲学者カルネアデスが提出した問題。海難事故で1枚の板にしがみついている1人の人間を押しのけて溺死させ、自分を救うのは正しいことか、という仮想のテーマ。松本清張の「カルネアデスの板」はこの理屈を使った推理小説。
コロナに当てはめると、暮らしのために、ある程度の罹患は仕方ないとするか、暮らしを犠牲にしても感染を防ぐのが大切か、になる。
カルネアデスの結論:身を殺して他人を助けるのは正しいかも知れないが、自分の命を放置して他人の命にかかずらうのは「おろか」である。
暮らしを犠牲にして感染を防ぐことは正しいかも知れないが、暮らしを放置してコロナにかかわることは愚(おろか)である。
ムツカシイ。