趣味の囲碁

囲碁大会の写真と、雑文です。

置碁について。

2018-08-15 10:12:41 | コラム(囲碁)

 

福井県敦賀市竹波 水晶浜海水浴場 (奥の方に関西電力美浜原発)

あまり更新をしないのも何なので、場つなぎに雑文を一筆。

 置碁の要領が、だいぶ分かってきた。
   以下は、半世紀にも及ぶ私の碁歴からの経験則。
 上手は、とにかく、ぼんやり打ってくる。その石にばかり気を取られてはダメ。常に碁盤全体の模様を意識していなければならぬ。迷ったらサッサと模様を築くこと。そうすると、上手の常套手段は二つある。

 一つは、不利になったからと云って、すぐ、そこで戦端を開くことはしない。まるで無視するように他に移る。そして、勝算があるわけでもないのに、ムツカシク、ムツカシク打って下手の間違いを誘い出そうとする。そのために古来から常用されている各種の慣例的な方法がある。ハメ手とか、置碁定石がなどがそれ。

 もう一つのやりかたは、下手が気づかないように主戦場の周辺に漠然と石をバラまいて局部的に石数の対比を多くする方法。ボウシ作戦などが良い例。辺一体の石数は黑が多い。しかし、ボウシされた1子を中心に見れば3対1になっている。
 最後に、置碁の決定打は「三々」。
上手は、機を見て、必ず隅に入ってくる。この辺りの機微は文章では説明のしようがない。「機を見て」としか云いようがない。そこで「手」にされ形勢が接近する。それが置碁の典型的パターン。
 以上、いろいろ書いたが全体を通じ知識の差、技量の差などがそれらに絡んでくる。


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