すべての場面中 美しさでは
白眉という意見の多かった
第15場「光」のシーンが含まれる
「無実」舞台写真パート2。
盲目の少女アプゾルートが
「自分は神の存在を信じていない
信じられるのは科学と人間の意志の力
だから人間があたしに視力を
返してくれるなら信じられる」
と言って黒人の不法入国者
ファドゥールからもらったお金で
目の手術の決心をする場面。
しかし結局手術は失敗し
科学は彼女を救えない。
医学、社会主義、原発
本来は自分たちを幸せにする
目的で作られたものが
次第によってはより人間を
不幸にするものに変容してしまう。
戦後 東西に分けられた
ベルリンのあったドイツで生まれた戯曲と
福島生まれの演出家の想いが
交差する深く美しい場面で
神と人間 という芝居の
もう1つの重要なテーマである
神の存在 が最も強く
感じられるシーンでもある。
スライドショー表示では
順番の5~10がそれにあたります
東京演劇アンサンブル
「無実」舞台写真 Part 2
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