2年前に、一人暮らしの母が介護認定を受けました。
今は、デイサービスへ行き、入浴介護のサービスを受けている。
というのは昨日お話ししました。
あの時、母は介護認定を嫌がり
自分は、まだ大丈夫。
一人でなんでもできる。
他人の手は借りたくない。
と言っていました。
これを昨日は
「高齢者にありがちな拒否反応だと思います。」
と、さも分かったようなフリをして、サラッと書きましたが
実は、大変でした。
あの時(2年前)は、口には出しませんでしたが
いやいやお母さん、全部自分でするのは絶対無理でしょう。
家の中を歩くのも大変なのに、誰の手も借りずに生活できるはずがないでしょう。
ご飯は配達を頼むとしても、お風呂を一人で入るのは絶対無理!!
これから夏になるのに(あの時は5月でした)
お風呂に入らないで生活なんて、絶対できないでしょう!!
冷静に考えてみてよ!!
と、言いたいののをグッと堪えて
できるだけ柔らかい言葉で
今から色々なサービスを利用していれば、
少しでも一人暮らしを長く続けれると思うよ。
それに、お友達もきっと増えるだろうし…。
と説得し続けました。
私が母を引き取る事も考えました。
でも、私が母を引き取って、一緒に暮らすと
私が仕事で家を留守にした後、母はマンションで一人。
この町には、親戚も友達もいません。
母がここで暮らすのは、現実的ではありません。
色々考えながら、見えないバトルを、パチパチと散らしながら
母との戦いを繰り返していました。
この危機を変えたのは、親戚の看護師の私のいとこ(母から見ると姪)です。
母が彼女と電話で話をしてから、何となく雰囲気が変わりました。
実は話の内容は、普通の世間話でした。
でも確実に、その後に変わったのです。
今思うのは、母も一人で全部できるとは思っていない。
でも、私の言う通りに認めるのは納得できない。
(母は弱そうに振る舞っていますが、本当は気が強いのです)
特に母と娘の関係は微妙です。
これが、母と息子の関係になると、違うのですけどね。
そんな母との微妙な関係の空気を変えてくれたのが、彼女との会話だったと思います。
そんなこんなで、今も母はデイサービスと入浴介護を続けています。
彼女には、感謝感謝です。
母(人)を説得するのは、理論も大切ですけど
空気を変える…為の、ちょっとしたきっかけが必要なのですね。
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