標記の件について、正岡氏より報告書が届いておりますので掲載いたします。
全国ジュニア選抜車椅子バスケットボール大会参加報告書
日 程 2014年7月5日㈯~6日㈰
会 場 愛知県名古屋稲永スポーツセンター
講 師 杉山兼芳氏(神奈川県) 門川浩人(愛知県)
増竹 昇氏(広島県) 加藤昌樹(愛知県)
報告者 正岡 京子 参加者他3名
7月5日㈯ 近畿選抜VS女子選抜
主審 福田氏(島根県) U1三藤氏(長崎県) U2正岡
プリゲームではマイエリアをしっかり見ること、男女のゲームが行われる中、特に女子がシュートするときにおこる接触は些細なものでも影響があるので最後まで目を当てておくこと、3人がローテーションする中で穴をつくらないようにすることを確認して臨みました。
講師より、チェアスキルの低い選手のトラベリング、ノンブレーキの判定をもっと積極的にすること、3人がバラバラに動いている傾向があり、3人制審判のローテーション、エリアの分担の確認をマニュアルを元に確実にすることが重要と御指導をいただきました。
7月6日㈰ 東京選抜VS女子選抜
主審 吉安(山口県) U1田中(新潟県) U2正岡
プリゲームではマイエリアをしっかりみていること、ローテーションを間違わないこと、思いきって判定していくことを確認しました。
講師からは、動きの理解が低く車いす特有のルールに対しての判定が少ないというお話をいただいた。解決方法として、車椅子における特有のルールやプレイの理解を深めることが大切であると御指導いただきました。
<講師より総評>
・全体的に見えているつもりで、足を動かせていない。
・車椅子は近くによってスペースをしっかり捉えること。
・自分のエリアをしっかり見ていること。人のエリアは吹かない。
・車椅子特有のプレイやルールの理解を深め、判定を増やしていくこと。
<所感>
今大会は、公認審査会を兼ねておりました。私は、ゲーム前のプリゲーム、ゲーム終了後のポストゲームをしっかり行いクルー間の意思統一をすることが、ゲームを適切に管理しスムーズに運営するうえで重要であると感じました。3人制でのゲーム運営では、自分のエリアで起こる現象を把握しきれていないないため、デンジャースポットができてしまい判定を誰もしていないことがよくありました。このことから、原因はプレイの確認不足、相手審判への信頼不足であると思う。見えているようで見えていない、その場に足を運べていない、これは、どのゲームでも講師からいわれることでした。勇気をもって足を運んでプレイに近づいて判定していきたいと思います。
参加者が限られるなか、愛媛県より今回は3名の審判員が大会を経験させていただけました。日頃体験できない試合レベルに、良い経験をすることができたと思います。しかし、車いす特有のプレイ、3人制のエリア分担など、たくさんの課題を感じて帰ってきました。
審判部としての今後の活動の課題として、リーグ戦などより多く参加できる機会を増やし、勉強会や講習会をとおして車椅子バスケットボールに対しての知見を広げること、また、スキルアップを図って確実にプレイを捉えて判定できる力を養っていことが急務と考えています。
最後になりましたが、協会、連盟の方々のご協力で今大会に参加させていただきましたことに深く感謝申し上げます。この経験をこれからのために生かし、国体に向け一歩ずつ全力で取り組み、愛媛県全体でレベルアップしていきたいと思います。
ありがとうございました。