フィガロの昼寝

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地震!!---東日本大震災の津波は想定内だった 貞観地震の再来か?---

2011年03月27日 09時01分23秒 | 東日本大震災
東京電力は、東日本大震災の津波は想定外だったと言っていますが、どうやら、想定外じゃなかったようです。

「福島第1原発:東電「貞観地震」の解析軽視」
毎日新聞 2011年3月26日 18時46分

「大津波、2年前に危険指摘 東電、想定に入れず被災」
2011/03/26 22:48 【共同通信】

2006年改定の国の原発耐震指針は極めて稀に起こる大津波に耐えられるよう求めるなど大幅に内容を改めており、2009年に独立行政法人「産業技術総合研究所」が危険性を指摘したにも関わらず、東京電力側は「十分な情報がない」として地震想定の引き上げに難色を示し、設計上は耐震性に余裕があると主張。津波想定は先送りされ、地震想定も変更されなかったようです。


ところで・・・・
貞観地震ってどんな地震だったのかわからなかったので、ネットで色々と調べてみました。
1.「東北地方を襲った平安時代の巨大津波」

2.「津波災害は繰り返す」

ちょっと難しいですが・・・・
3.「石巻平野における津波堆積物の分布と年代」

4.「石巻・仙台平野における869年貞観津波の数値シミュレーション」

5.「平安の人々が見た巨大津波を再現する」

1~5は全て大震災前に書かれていたものです。このような知見と2004年スマトラ沖地震の「連動型地震」の教訓を念頭に入れて、2年前にしっかりと津波対策を立てていればこのような惨禍は防げた筈です。

このように見ていくと、津波は「想定外」なじゃくて、単に「想定が甘かった」だけです。となると、この原発事故は天災ではなく人災だったって事にります。
津波は「想定外」だったなんていう清水正孝・東京電力社長の言葉は、単なる責任逃れとしか言いようがないです。
人災をあたかも天災のせいにしてしまう今の東京電力には、危険な原子力を扱わせるのは無理があるような気がします。

今回の原発事故でわかった事は、地域住民の生命・身体や国益よりも企業の利益を最大限優先するのが東京電力の社是だという事です。


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