ITストラテジスト・プロジェクトマネージャ午後試験対策ブログ

#ST #合格体験 「プロマネ誰も教えてくれなかった情報処理午後試験対策」「最速の論文対策」「情報処理教科書」

午後1を解くコツの例(その10-9)!

2012-08-15 09:31:42 | 情報処理試験

(続き)

しかし、そのようなことはありません。設問で要求されているのは、「情報」は何かということです。「情報」と名詞止で要求されている限り、「名詞」で答える(応える)ことは、基本です。「名詞」を要求されているのに、「~すべきである」「~だから」などと解答するのは、見当違いのことです。笑っておられる人も多いと思いますが、解答用紙を見ると、この手の解答が非常に多いのです。

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よく現場で、SEとユーザ間で、「そのような仕様は聞いておりません。」「はじめのヒアリング時にそのようなお話はありませんでした。」といった会話が繰り返されますが、本当にそうなのでしょうか?システムを構築する側には、本当に落ち度が無いのでしょうか?いずれにせよ、採点者は、このような解答表現をしてくる受験者が正しくヒアリングと提案が出来るかどうか疑問に思いながら採点していることでしょう。

結論を申し上げますと、・・・・・・

・「名詞」要求には「名詞」を、・・・・・・

・「原因」「理由」を求められたら、「~なので」を・・・・・

・「対策」を求められたら、「~する」・・・・・

のように解答することを、常に意識を持って書いていただきたいと思います。

また、対策として、・・・・・・

(続く)

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午後1を解くコツの例(その10-8)!

2012-08-15 09:31:22 | 情報処理試験

(続き)

設問が要求している事項に正確に、「応えて」いないからです。設問では「情報」を要求しています。これに対応する解答形式は「名詞」でなければなりません。「~しなければならない。」とか「~する。」といったようなアクションを伴うような解答形式は、要求されていません。おそらく趣旨は分かっているなと思わせる答えでも、よほど心象が良い表現でなければ、得点はもらえないと考えたほうがよいです。

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先程、名詞で「応える」ように、言いましたが、「情報」と言う言葉は、一般の方の日常会話と異なり、この試験では特別な扱いをされてきた言葉です。必ずではありませんが、ヒアリングや設計レベルの会話の時には、「データ項目」として取り扱う暗黙の慣習があるように思っています。残念ですが、ここいらへんの事情を知っていないと、この設問は正解とならないように考えた人もいると思います。しかし・・・・・

(続く)

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午後1を解くコツの例(その10-7)!

2012-08-15 09:30:56 | 情報処理試験

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解答を正確に記述できていない2番目の傾向として、名詞で答えるべきところ、文章で答えてしまう事があります。これも本書(OKWAVE誰も教えてくれなかった午後1記述対策」)で具体例を挙げていますので、参考にして下さい。

一例を挙げますと、「取引先DBを実現するためにDBのデータ項目として必要な情報は何か?」といった設問があったとします。これに対して「企業コードを包含した設計とする。」と言ったような解答をすることです。一見、趣旨としてはあっているので、正解のように感じるかと思いますが、私から言わせますと、完全な失点、ないしは、試験官の心象が良い表現であった場合でも、部分点しかもらえないと考えています。なぜならば・・・・・

(続く)

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2012-08-15 09:30:55 | 情報処理試験
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午後1を解くコツの例(その10-6)!

2012-08-15 09:30:51 | 情報処理試験

(続き)

 具体的には、「原因」や「理由」を問われたときには、「~だから」「~なので」と言った表現で終わるように記述してください。受験者の解答用紙を見ていると、想像される以上に、この表現ができていない記述が多いです。そして、この手の間違いのうち約70%は、「原因」に対して「~すべきである」「~とする」といった「対策」を記述しています。これをおさえて、意識的にこのような書き方を避けるようにするだけで、解答ポイントのズレのかなりの部分(私の感覚では3割程度)の失点を回避することができると思われます。詳しくこの点に関して、本書(PDF)OKWAVE誰も教えてくれなかった午後1記述対策をよく読んでコツをつかみ、是非、意識するようにしてみてください。

 次に、解答時に気をつけなければならない点が、まだあります。

(続く)

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午後1を解くコツの例(その10-5)!

2012-08-15 09:30:25 | 情報処理試験

(続き)

 もし、ユーザと真の原因や理由を共有できないで、システムだけで問題点を解決しようとするならば、根本的な問題解決は出来ないでしょう。

逆に、真の原因を、ユーザと共有できたならば、システム面に加えて、ユーザの協力も得られ、業務フローの見直しや運用面の改善も期待でき、総合的な解決策を見出せる可能性も見えてきます。ですから、ITストラテジストが、問題点に真摯に向き合えるようになるためには、正確なコミュニケーションを取れる姿勢と能力が必要になるのです。

そこで、試験の場合「近からず、遠いからず」ではダメなのです。午後1試験では、「理由」や「原因」を問われた場合には、正確に「理由」や「原因」を解答しなければならないのです。

具体的には、「原因」や「理由」を問われた場合には、・・・・・・

(続く)

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午後1を解くコツの例(その10-4)!

2012-08-15 09:29:55 | 情報処理試験

(続き)

 システムを構築するプロセスでは、会話の正確性が大変重要になります。ITストラテジストはシステム構築の最上流工程を担う重要な役割を担っています。午前の問題でも良く出題されますが、上流工程で、ユーザやクライアントとの認識違いは致命的です。「~だろう」のようないい加減な情報で、ITストラテジストが設計方針をSEやプログラマーに伝えてシステムを構築した場合を想像してみてください。出来あがったシステムが、如何に「ダメダメ」システムになってしまうか皆さんも、枚挙が出来ないほど数多く見聞き(ないしは自分自身で経験)しておられることでしょう。

情報処理技術者試験で、午後1や午後2の試験問題で、あたかも「国語力」を試すような問題が毎年出されるのはこのためなのです。

 もう少し例を挙げてみましょう。例えばユーザが「問題点が分からない」とITストラテジストに問うてきた場合、「~を変えれば問題を解決できます。」と答えれば、時間の無いユーザからは喜ばれることもあるでしょう。しかし、ユーザとともに問題点の本質をしっかり共有してから解決策を提言しようとするならば、問題点の原因分析の手順と、分析結果を説明したうえで、ともに改善のための切り口を共有する事が大切です。

(続く)

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午後1を解くコツの例(その10-3)!

2012-08-15 09:29:55 | 情報処理試験

(続き)

では、「答える」ことと、「応える」ことの違いとは何でしょうか?それは要求されたことに対して、如何に正確に答えようとしているかどうかの「心構え」の違いといってもよいでしょう。試験の出題者は、出題者自身が自分で出しています。「問題点」が分からないので、解答者に「解決策」を求めているわけではありません。出題者ですから、最終的な解決策は当然分かっています。これをこうすれば、問題点は解決することぐらい当然分かっています。

それよりも、出題者が、解答者を「試したい」点は、設問の趣旨を正確にわかっているかどうかということと、そのよう要求されたことに対して精緻に「アウトプット」できる能力があるのかという点です。普段の会話調で省略されてしまいがちな、「精緻さ」を試す試験になっているのです。

(続く)

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午後1を解くコツの例(その10-2)!

2012-08-15 09:29:36 | 情報処理試験

(続き)

 普段の会話では、「理由」を聞かれた場合に、「~を変えてみたらどうかな?」「~すべきだよ!」といった表現をとることは良くあるでしょう。しかし、普段の会話の世界と、試験の記述の世界とは違うことを、しっかりと肝に命じていただきたいと思います。

会話の世界では、「困ったこと」(=問題点)に対して、原因や理由を述べることなく、論理を飛躍させて、いきなり「解決策」を提言するのも大目に見てもらえる場合があります。しかし試験の世界は精緻であり、問われたことに対して、正確に答えるなければなりません。私は、指導するとき「答える」のではなく、「応える」ことを意識するように指導しています。

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午後1を解くコツの例(その10-1)!

2012-08-15 09:29:12 | 情報処理試験

こんいちは!

 「対策標語」についてしばらく続きましたので、少し話題を変えてみたいと思います。今までは、インプット系の対策について述べてきましたが、オウトプット系の対策についても言及してみたいと思います。

 受験者の解答を見ていて、しばしば見かけるのですが、あまり良くない表現がいくつかあります。一番多いのが、設問に対応しない解答になっている場合です。例えば設問が、「~の理由を述べよ。」「~の原因を挙げよ。」といった設問です。このタイプの設問は、毎年必ず複数出題される定番の設問です。この設問に対して「~が必要。」「~すべき」などと解答する受験者が大変多いのです。

確かに気持ちは分かります。解答者が問題点が分かっていることも十分、読みとれる解答多々あります。しかし、この表現が良くありません。設問に対応した表現になっていないからです。

(続く)

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