SSSB 新前橋町壮年ソフトボール

最近は4代目管理人が好き勝手に野球やメジャーのことも書いています。

2022ワールドシリーズはアストロズvsフィリーズ

2022年10月24日 | MLB
本日はブログ開設6,600日目になります。
NPBでの日本シリーズは二年連続ヤクルトvsオリックスですが、
MLBのワールドシリーズはアストロズvsフィリーズに決まりました。

ナショナル・リーグでは東地区覇者のアトランタ・ブレーブス、
西地区覇者のLAドジャースがそれぞれ優勢と思われていましたが、
どちらのチームもワイルド・カードから勝ち上がった
同地区のフィリーズとパドレスに敗れました。

パドレスとフィリーズによるリーグ優勝決定戦が開催され、
1戦目、5戦目にダルビッシュが先発しましたが、
4勝1敗でフィラデルフィア・フィリーズがリーグ・チャンピオンに輝きました。

一方、アメリカン・リーグは大方の予想どおり、
NYヤンキースとヒューストン・アストロズによる決定戦。
アストロズはマリナーズを3勝0敗とスイープで退けたのに対し、
ヤンキースは雨天中止を含め3勝2敗でガーディアンズと熱戦続きであり、
その影響が強くでたのか、4勝0敗でアストロズがスイープ。
アストロズは2年連続のリーグ優勝に輝きました。
一方のヤンキースは13年連続でリーグ優勝できませんでした。

シーズン62本塁打のアーロン・ジャッジから快音が聞かれず、
リーグ優勝決定戦でも最終打者となってしまいましたが、
MVP投票はポストシーズン開始前に締め切っておりますので、
結果にはまったく影響しません。

リーグ・チャンピオンが同日に決定したのは実に1992年以来、30年振り。
ヒューストン・アストロズは7勝0敗と完全スイープで勝ち上がっているのに対し、
フィラデルフィア・フィリーズはワイルド・カード・シリーズから、
2勝0敗、3勝1敗、4勝1敗と11試合を戦って勝ち抜いてきています。

そもそもアストロズはアメリカン・リーグで106勝56敗の堂々勝率1位、
一方のフィリーズは87勝75敗、地区3位、第3ワイルド・カード。
勝率の高い方にホーム・アドバンテージが与えられるため、
アストロズのホーム・ヒューストンでスタートです。

アストロズは1962年のエクスパッション(球団拡張)でナショナル・リーグに参加。
1980年の初優勝を皮切りに地区優勝7回を数え、
2005年はワイルド・カードから勝ち上がり球団初のリーグ優勝。
2013年にアメリカン・リーグへ転属となり、
2017年に史上初の両リーグでのワールド・シリーズ出場を成し遂げています。
その勢いでLAドジャースを破り、球団創設55年で世界一に輝いています。
2019年、2021年もリーグ・チャンピオンになっていますが、
いずれもワールドシリーズでは(昨年はブレーブスに)敗れています。
それでもこの6年間で4回のワールドシリーズ出場は最多です。
(次いでLAドジャースが3回)

一方のフィリーズは独立宣言の地に19世紀から存在する古豪球団。
ワールドシリーズは1980年に初優勝、2008年に2度目の優勝。
通算で7回出場の2回優勝、5回敗退。
隔年の奇数年にリーグ制覇してきたアストロズが初の偶数年のワールドシリーズ、
一方のフィリーズはワールドシリーズ制覇は二度とも偶数年。
かたやアメリカン・リーグ最高勝率、かたやワイルド・カードの3番手。
いよいよ、ワールドシリーズが10/28開幕します!

過酷なMLBポストシーズンもリーグ優勝決定戦へ

2022年10月17日 | MLB
NPBではヤクルト、オリックスがクライマックスを勝ち抜け、
リーグ優勝チーム同士の日本シリーズが今週末から開催されます。
2年連続最下位チーム同士の対戦となった昨年と同じカードです。

さて、海の向こうMLBではディビジョン・シリーズが決着しそうです。
ナショナル・リーグは、Wカードから勝ち上がった2チーム、
SDパドレスとフィラデルフィア・フィリーズが進出です。

パドレスは、ダルビッシュをはじめ、スアレス(阪神、SB)、
マルティネス(日本ハム)、ジョンソン(阪神)とNPB経験者。
シーズン89勝のパドレスが111勝のドジャースを3勝1敗で撃破しました。

一方、フィリーズは昨年Wシリーズ覇者のブレーブスを破り、
連覇の夢を費やせ、21世紀はWシリーズ連覇チームなしとなり、
1998年~2000年のヤンキース三連覇が最後となります。

またフィリーズにはエンゼルスの大谷翔平とチームメイトだった
ブランドン・マーシュとノア・シンダーガードが8/2から加入しています。

アメリカン・リーグでは西地区同士の対戦となりましたが、
アストロズが順当にマリナーズを破って、進出を決めています。
ヤンキースとガーディアンズ(旧インディアンズ)は2勝2敗。
日本時間明朝、ヤンキースタジアムで最終戦が行われ、
勝ったチームが10/20からアストロズと対戦します。

なお、SDパドレスはNLCS(ナショナル・リーグ・チャンピオン・シップ)初戦、
ダルビッシュの先発が発表されました。

柴田保光投手の訃報に接して

2022年10月13日 | スーさんのこじつけコラム
元日本ハム・ファイターズの柴田保光さんが10/9、65歳でお亡くなりなりました。
中学・高校の頃、西武戦では決まったように西崎幸広、柴田が対戦投手で、
どちらの投手にも苦戦した思い出があります。
奇しくも西崎はその後西武に、柴田は西武から江夏とのトレードで日本ハムへ。

柴田投手について、「平成初のノーヒットノーラン 通算84勝」と記載される以上に
非常に数奇な野球人生を歩んでいたので、紹介したいと思います。

まず、高校時代は柔道部に入部するも投げられてばかりの毎日に嫌気がさし、退部。
退部の条件が「運動部に所属すること」であったため、近所の先輩がいた軟式野球部へ。
高校卒業後、長崎から愛知の社会人チームに入部し、本格的に硬式野球を。
しかし、このチームがオイルショックの影響で解散。
この時点では、プロ野球でノーヒットノーランを達成する予感すらありません。

柴田投手と同じ時期に日本ハムの1番センターだったのが島田誠選手。
この二人のプロ入り前の経歴はどちらも「あけぼの通商」。
このあけぼの通商は1976年から85年まで10年間だけ存在した謎の社会人チーム。
島田選手は著書でこう述懐しています。

 朝10時に商品を積んだライトバンで事務所を出て、
 団地などの人の多いところを売って回り、夜10時が帰社です。
 ジャージに短髪で、たくましい男たちが団地で声を張り上げると、
 なにか変なふうに見られたものです。
 戸別にドアをたたき、突撃販売を試みても十中八九は『いらない』と門前払いです。
 そのたびにくじけそうになるんですが、
 『いや、一度断られたくらいなんだ。スポーツマンは、二度目も行くんだ!』
 などと強がりをいいながら、また別のドアをノックする繰り返しでした。

このあけぼの通商は前チームの監督が社会人野球をやるためにつくったものでした。
練習試合では無類の強さを誇るのに、全国大会では必ず1回戦で負ける謎チーム。
理由は旅費・宿泊費がないため、勝ち残ることはできなかったからでした。

味噌や醤油、漢方薬の行商をしながら、8人ものプロ野球選手を産んだあけぼの通商。
(余談ながら漢方の仕入の都合、台湾ともパイプがあり、郭泰源獲得にも影響あり)。

柴田投手はドラフト2位で西武ライオンズへ入団。しかし5年間で8勝10敗。
そして当時の大リリーバー・江夏とのトレードで日本ハムへ移籍。
ここで才能が開花し、ローテーションの中心となります。
移籍2年目に11勝、翌年14勝、その後血行障害手術を受けて復活後は9勝、12勝、9勝。
黄金時代の西武ライオンズに滅法強く、西武からは「日本一の投手」と言われてました。

また、1992年と翌93年はイチロー選手を10打数0安打に抑えてます。
が、翌94年、2000本安打を達成した大島康徳と共に突然の引退発表。
原因は心臓疾患によるドクターストップでした。
前年の成績も7勝(完封2)だっただけに惜しまれての引退。
しかも引退セレモニーの始球式で外角のストライクに速球を投げ込んだのです。

実は福岡ダイエーホークスの根本専務が「FAでうちに来い」と声を掛けていましたが、
(根本はプロ入り当時の監督であり、柴田は長崎の出身)
「根本さんに迷惑かけるから」と断ったそうです。

わがSSSBは同年代の方も多いかと思いますが、個人的な思い入れがあったので、
今回は記事を書かせていただきました。
柴田投手、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

ワイルド・カードからディビジョンSへ

2022年10月11日 | MLB
MLBでもNPBでもポストシーズンが着々と進んでいます。

日本のクライマックス・シリーズでは、
パシフィック・リーグが2位の福岡SBホークス、
セントラル・リーグが3位の阪神タイガース、
それぞれ勝ち抜けて、ファイナルSに進出です。
両リーグとも前年覇者バファローズ、スワローズが迎え撃ちます。

MLBではポストシーズンのシーズンの第一段階ワイルド・カード・シリーズが決着。
アメリカン・リーグ
クリーブランド・ガーディアンズ
(敗タンパベイ・レイズ)
シアトル・マリナーズ
(敗トロント・ブルージェイズ)
ナショナル・リーグ
フィラデルフィア・フィリーズ
(敗セントルイス・カーディナルス)
SDパドレス
(敗NYメッツ)
ダルビッシュが第1戦で勝ち投手になったパドレスが2勝1敗で勝ち抜け。
その他の試合はすべて2勝0敗で勝負がついています。
なお、シアトル・マリナーズは第2戦で7点差をひっくり返して逆転勝ち!

また、現役引退を表明しているプホルスとモディーナが最終打席で安打を放ちましたが、
後続が倒れ、カーディナルスは敗れています。
最後の最後まで戦い続ける、ってかっこいいですね。

現地時間10/11からディビジョン・シリーズが開催されます。
アメリカン・リーグ
NYヤンキース(東)
 -クリーブランド・ガーディアンズ(中)
ヒューストン・アストロズ(西)
 -シアトル・マリナーズ(西)
ナショナル・リーグ
アトランタ・ブレーブス(東)
 -フィラデルフィア・フィリーズ(東)
LAドジャース(西)
 -SDパドレス(西)

ヤンキース以外は同地区同士での対戦となります。
先に3勝したチームがリーグ・チャンピオンに進出となります。

ちなみにガーディアンズは昨年までインディアンズでした。
1989年公開の映画「メジャー・リーグ」で有名なチームです。
幻の日本人初の野手メジャー・リーガーであるタカ・タナカ選手(背番号16)、覚えてますか?(笑)

インディアンスは先住民を表す言葉は人種差別的と抗議を受け、
2018年限りでマスコットキャラクターだったワフー酋長のロゴの使用を中止。
そして昨年非ネイティブ・アメリカンベースの新しいチーム名に変更されました。

MLB全日程終了。ポストシーズンへ

2022年10月07日 | MLB
MLBの全日程162試合が終了しました。

各リーグの地区優勝は次のとおり。
アメリカン・リーグ
東地区 NYヤンキース
中地区 クリーブランド・ガーディアンズ
西地区 ヒューストン・アストロズ

ナショナル・リーグ
東地区 アトランタ・ブレーブス
中地区 セントルイス・カーディナルス
西地区 LAドジャース

今年からワイルド・カードが各リーグ3チームとなり、
ちょっとややこしくなります。
まずワイルド・カード・シリーズ
地区優勝の3チームのうち低い勝率のチームがWカード3位と、
Wカード1位とWカード2位とがそれぞれ2戦先勝で争います。

それを勝ち抜いたチームと地区シリーズが行われます。
地区優勝の勝率1位 vs (勝率3位とWカード3位の勝者)
地区優勝の勝率2位 vs (Wカード1位とWカード2位の勝者)
それぞれ3戦先勝(5回戦制)です。

その勝者同士でリーグ・チャンピオンを決めます。
そして、リーグ・チャンピオン同士でワールド・シリーズを戦います。

2022年だとこうなります。
アメリカン・リーグ
ガーディアンズ vs タンパベイ・レイズ の勝者とヤンキース
トロント・ブルージェイズ vs シアトル・マリナーズ の勝者とアストロズ
ナショナル・リーグ
カーディナルス vs フィラデルフィア・フィリーズ の勝者とブレーブス
NYメッツ vs SDパドレス の勝者とLAドジャース
なお地区優勝チームは1勝のアドバンテージがあります。

さぁ、長い長いポストシーズンが始まりました。

ジャッジ62号! 村神56号!

2022年10月05日 | MLB
いよいよ、今週末は三連休。三連休の最後は新前橋ロータリー祭です。
(全然、タイトルと関係なくてすみません)

NYヤンキースのアーロン・ジャッジ選手が、10/4テキサス州アーリントンでの
レンジャースとのダブル・ヘッダー2試合目の初回に6試合振りの本塁打を放ち、
1961年にロジャー・マリスが記録した61号を超える62号となりました。
アメリカン・リーグの新記録、おめでとうございます。

MLB記録は以下のようになっています。
<1>73本 2001年 バリー・ボンズ(SFジャイアンツ)
<2>70本 1998年 マーク・マグワイア(カージナルス)
<3>66本 1998年 サミー・ソーサ(シカゴ・カブス)
<4>65本 1999年 マーク・マグワイア(カージナルス)
<5>64本 2001年 サミー・ソーサ(カブス)
<6>63本 1999年 サミー・ソーサ(カブス)
なぜか、すべてナショナル・リーグの記録です。
そして、1998年から2001年に集中しています。

サミー・ソーサは60本塁打以上を3回記録しているのに、いずれも本塁打王にはなれず、
反対に60本を超えなかった2000年(50本)と2002年(49本)に戴冠しています。

また、マグワイアも在籍していたセントルイス・カージナルスでは、
引退表明しているレジェンド、アルバート・プホルスが通算700本塁打を超えました。
今季の成績は24本66打点、通算2216打点でベーブ・ルースまで1打点となってます。
残り2試合、42歳のレジェンドの活躍を期待したいものです。703本塁打も史上4位です。
プホルスはエンゼルス時代、大谷翔平のチームメイトとして日本での知名度もあります。

さて、日本ではスワローズの村上宗隆がシーズン56本塁打を10/3の最終打席で記録しました。
日本人選手で王貞治を超えた唯一の選手となりました。
日本でもアメリカでも記録を更新するホームランが2日連続で、というのも不思議です。
そして村上は打率.318 56本塁打 134打点で史上最年少の三冠王。
ジャッジも打率.311(2位) 62本塁打 131打点で三冠王へ突き進んでいます。

三冠王とトリプル・スリー(打率.300 30本 30盗塁)って、どっちもすごいですね。
村上は12盗塁を記録してましたので、来季は走りまくって、両方達成して欲しいですね。