・蒸留酒Distilled alcoholic beverage じょうりゅうしゅ
アルコール発酵した醪(もろみ)を加熱、沸騰させてアルコールに富んだ蒸気を冷却して回収した酒。
酒類の歴史では醸造酒(アルコール度数5~20度:日本酒・葡萄酒・ビールなど)が有史以前から存在していたが蒸留酒の製造が始まったのは紀元前四世紀ごろ。
蒸留酒の歴史が比較的浅いのは、自然の状態の発酵工程以外に蒸留工程を必要としていたことによる。酒を蒸留することにより基本的にはアルコール度数が高いものの蒸留後に、加水したりしていくらでも任意にアルコール度数を変化させることができる。醸造酒を蒸留して作った酒でスピリッツSpiritとも呼ばれる。
アルコール度数の高さは、長期間の熟成を可能にし、寒冷地における凍結防止、薬理作用を活用できるなどの利点がある。 蒸留酒(アルコール度数35~95度)には、焼酎、ウイスキー、ブランディー、ウオッカ、ジン、ラム、テキーラ、茅台酒(まおたい酒)などが数多くある。
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