・地球温暖化指数Global Warming Potentia:GWP ちきゅうおんだんかしすう
二酸化炭素を基準にして、ほかの温室効果ガスの強さを比較しどれだけ何倍の温暖化する能力があるか表した数字、指標。単位質量(例えば1kg)の温室効果ガスが大気中に放出されたときに、一定時間内(例えば100年)に地球に与える放射エネルギーの積算値(すなわち温暖化への影響)を、CO2に対する比率として見積もったもの。
GWPの計算方法については、まだ世界的に統一されたものがない。
ちなみにIPCC第4次評価報告書の値によると100年間での計算により、二酸化炭素に比べメタンは25倍、一酸化二窒素は310倍、フロン類は数千~1万倍温暖化する能力がある。
1t のメタンが排出されたとすると、25t-CO2、すなわち二酸化炭素換算で25t の温室効果ガスが排出された、ということになる。また、半導体などの洗浄や冷暖房機器に使われるフロン類は、少量でも大変大きな影響を及ぼす。地球温暖化係数は、20年、100年、500年と異なるタイムスケールの設定に基づいた数値を発表している。一般的な使用は、100年間の影響を考えた場合の数値を用いている。
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