・韃靼蕎麦Tartary Buckwheat だったんそば
タデ科、中央アジア原産。中国北部で昔から海抜1000~4000mの高地で栽培、収穫までの日数は日本蕎麦がおよそ75日なのに対し90日ほどと少し長め。
自家受粉で9月前後して小さな薄赤い花を咲かせる。日本蕎麦の「甘そば」に対して中国の「苦そば」として中国で古くから親しまれ収量も多く漢方にも利用していた。
韃靼とは、モンゴルに住む遊牧民族の古い呼び名のひとつ。日本には江戸時代に導入されていたが余り普及しなかった。
ダッタンソバに日本ソバの100倍ものルチン(普通蕎麦16mg,韃靼蕎麦1500mg/100g)が含まれ注目している。ルチンは、フラボノイド系色素ポリフェノールの一種であり苦味の成分だが、見た目は普通のそば粉と変わらずアルカリ性に触れ黄色に変化する。
ビタミンPともいわれ水溶性で蕎麦湯、ダッタン茶(さっぱりとした香ばしさがあるという)、茶飯にして飲む、食べることによって抗酸化力で毛細血管を丈夫にし血圧降下作用がある。
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