・月夜茸 つきよたけ
キシメジ科、ブナの枯れ木に重なるように夏から秋に発生する毒キノコでよく見られる。シイタケやムキタケなどと似ているため中毒が多く発生している。傘は、8~25cmの大型の形は半円形で幼菌は黄褐色、成菌では紫褐色から暗褐色でヒダは初め淡黄色、後に白色になる。
ヒダは、暗闇で青白く発光する。柄が太く短く、カサの横につく。ヒダとの境にリング状の隆起帯がみられ、柄を縦にさくと黒色のシミがある。食後約1時間で下痢や嘔吐、腹痛といった中毒症状が現れ毒成分はセスキテルペンの一種でイルジンIlludin-S(ランプテロールLampterol)としている。
有毒のツキヨタケに似た、食べられるキノコ(簡単に見分けることは難しい)にムキタケ(食)、ヒラタケ(食)、シイタケ(食)と誤認し、致命傷に至ることは少ないとしているが、キノコ汁にして食べて、食中毒になった事例がある。
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