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[柑橘類とミカン科] 食生活について語ろう

2020年12月15日 | 美容ダイエット

・柑橘類とミカン科Citrus fruits and Rutaceae かんきつるいとみかんか

柑橘類はミカン科(約160属)ミカン亜科のミカン属(カンキツ属)・キンカン属・カラタチ属、3属の植物の総称とし、また、その果実のこととしています。
ミカン属・カンキツ属にはミカン類、オレンジ類、グレープフルーツ類、タンゴール類、タンゼロ類、ブンタン類、雑柑類などがあります。
キンカン属にはキンカン類です。
カラタチ属にはカラタチ類があります。

枳殻、枳(からたち)の名は中国から渡来した、タチバナから、唐橘(からたちばな)が詰まったものといいます。ピンポン玉くらいの球形液果、直径約3cm、秋に緑色から黄色く熟して芳香がありますが苦味もあり、そのままでは食用には適しません。薬酒とすると芳香が、体を温め血液の循環を促進する作用があります。

柑橘の「柑」は、みかんという意味で、「橘(たちばな)」は、古くから観賞用として栽培していたミカン科の植物です。日本語では歴史的にこれらの植物の総称として柑橘の語を用いています。日本には古くからタチバナが自生し、垂仁(すいにん)天皇の時代(在位:前 29~70年)にトキジクノカクノコノミ非時香菓(タチバナだろうといわれている)の導入で、さらに中国(唐)、朝鮮半島との交易により柑橘類の栽培化により奈良時代には橘、甘子(こうじ)、柚子(ゆず)、阿部橘(あへ[あべ]たちばな・ダイダイ[回青橙])、枳(からたち)が知られていました。
さらに金柑、温州橘(うじゆきつ)、蜜柑(みつかん:史料上「蜜柑」という言葉は、室町時代の1418年(応永26年)に記された伏見宮、九年母(くねんぼ)の導入、江戸時代初期の文献には九年母(くねんぼ)、仏手柑(ぶしゆかん)、シトロン、ザボンの記載があるようです。『日本果物史年表』に、1875(明治8)年4月にアメリカからオレンジ、レモン等の種苗を導入と記載しています。明治以前にウンシュウ、ナツミカン、ハッサク、ヒュウガナツ、ナルト、ヒラドブンタン、サンポウカン、スダチ(1709年:大和本草)、カボス(ユズの近縁種)などが見られています。
明治以降、大正初期にはグレープフルーツ、ネーブルなどが外国から積極的に導入しています。
柑橘(かんきつ)と言う語は、江戸時代に日本で作られた言葉のようです。ミカン科のおもに食用果樹を総称することばです。
 同じ内容を表す歴史的漢名は、橘柚(キツユウ)があります。ただし、現代中国語では ミカン属 Citrus を柑橘属(カンキツゾク)です。 
 ミカン(蜜柑)と言う語は、農林水産省の統計では、ウンシュウミカンを指しています。
柑は、木の名前でもありミカンの一つでもあり、こうじ・甘子・柑子(こうじ)とも、コウジは、ミカン科ミカン属の常緑小高木で酸味の強い温州ミカンの原種ともいわれる柑橘類の一種です。 ウスカワミカンとも言われています。
橘(たちばな)も、日本固有種といわれ別名はヤマトタチバナ、ニッポンタチバナともいいます。橘は蜜柑の原種といわれ香気が強く、雪害に強くよく育つことから、生命力、人徳があり奥ゆかしい人を 「橘のようだ」となぞらえたという逸話が残されています。
古くから神聖な樹木とし、雛飾りにセットする「左近の桜、右近の橘」で知られ、また家紋、勲章のデザインとしても用いています。庭木とし趣があり植えられています。
古くの万葉集での橘は、ミカン科の総称をさしているとも言われます。生食には、向きませんがマーマーレードとして加工し、または皮を橘皮(きっぴ)といい消化剤、鎮咳、冷え症に用いています。
  
柑橘類は、古来より用いてきた花のがくの上部が大きくなった果実でみかん科でみかん属(温州みかん・オレンジ・グレープフルーツ・橙、レモン、スダチ、シークワーサー等)、金柑属(きんかん)、カラタチ属(そのままでは食用としない:薬酒)にわけられます。皮の薄い普通みかん(温州みかん)は、早くかに出荷していますが皮の厚い八朔、伊予柑などは追熟して後から市場に出ます。芳香があり、果肉は多汁、フレッシュな爽快さを有し、果皮より精油します。
果実は、環境、種類によって差がありますが成熟とともに酸味が減少し甘みが増してきます。美味しく感じるのは、糖度(砂糖の甘味を100%としている)9%以上、酸(主にクエン酸)0.8%程度、糖酸比(甘味比、糖分含量/遊離酸含量)11以上といわれます。
果肉は、生食、缶詰、ジュース、薬味に、果皮とともにマーマレード、果皮は、吸い口、薬味、砂糖漬け、陳皮(ちんぴ:皮を乾燥させ七味唐辛子に利用)、香料の原料等に用いられます。イギリス海軍医 ジェームス・リンドがレモンやライムの柑橘類を食べることで壊血病がよくなったことを発見したことがよく知られます。
主な給源となる栄養成分は、ビタミンA(カロテン、クリプトキサンチン)効力、ビタミンCがあげられます。色素成分のカロテノイド、フラボノイド色素(ヘスペリジン、ナリンギン:毛細血管を保護する)があります。ビタミンCは、100g当たりで、おおよそ40mg前後含みます。

ミカン科Rutaceaeは、インド原産です。熱帯から温帯地域に分布する双子葉(子葉が2枚)植物、離弁花類(りべんかるい:花びらが離れる)で草、木ともに存在し、約160属、900種からなります。花などに芳香を有するものが多いですが精油成分に異臭(キハダ)のするものもあります。
植物界(Plantae) 被子植物門(Magnoliophyta) 双子葉植物綱( Magnoliopsida) ムクロジ目(Sapindales) ミカン科(Rutaceae) として分類しています。
柑橘類(主にミカン属、キンカン属、カラタチ属)、香辛料に使われる山椒(サンショウ属)、コブミカン(カンキツ属)、オオバゲッキツ(ゲッキツ属: Murraya )、薬用に用いるキハダ、ゴシュユ、ヘンルーダ、マツカゼソウ、ミヤマシキミ(有毒:ミヤマシキミ属)、観賞用のサザンクロス、ボロニア、ゲッキツ(シルクジャスミン)などがあります。
柑橘果皮からのエッセンシャルオイル(油の成分)としてダイエットにも用いられ、果皮オイルを油汚れに利用しています。

柑橘類とは、ミカン科に属し、古来より存在していたミカン属・キンカン属・カラタチ属の3属ということになりますね。

 

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