刀語 第三話 千刀・ツルギ

くっ、変換できなかった…

今回登場の刀は見た目・性能ともに一般的な刀。
では何がおかしいかと言えば、「千刀」が指すとおり「数」である。

作中に説明もあったと思うが、普通、刀工がまったく同じように刀をうったとしてもどこかが必ず違ってくる。
人間でも双子だって違うところは必ず一箇所はあるものだ。

しかしこの本に出てくる刀工・四季崎氏は柄、鍔、刀身、鞘などが全く同じ刀をうってしまったのだ。しかも千振りも。実にヒマな方だ。
言わば「クローン刀」と呼べるだろう。
ただ、さすがに変な性能を持たせることはできなかったらしい。

で、所有者の敦賀迷彩はこれらすべての刀を使った「千刀流」なる流派（？）の使い手。
ただし刀のセットに時間がかかってしまう・範囲内から抜けられるとどーしようもない、という弱点あり。
それに気づいた七花にビックリだよ。

ただ個人的に、数は多いとは言え中身は普通な刀なので、一話目や二話の方が印象に強く残っている。だって変な刀の方が好きだから。

にしても、やはりまにわには哀れよ…