レトロ電子工作

電子工作はじめました!
基本的な所からゆっくりゆっくり進めていきます

安いテスターを入手 from 秋月

2022年10月06日 13時44分54秒 | 工具
 電子工作を始めるにあたって、最初に購入すべき物は何だろう?と考えたが、やはり 「テスター」だろうと思います。 (以下、テスタと表記)
久しぶりに 東京の秋葉原に行って、安価なデジタルテスタ を見つけたので、思わず買ってしまいました。 価格は わずかに 1400円!!

地方にいる人でも インターネットで購入できるから、送料を払ってでも 十分に安いと思う。

 それでいて、一通りの基本的な機能は入っているので 初心者が始めて使うのにも適しているし、手にするのに壁が低い。

 テスタが何に使えるのか、全く分からない初心者には、こんな本が適しているでしょう。 ↓


 テスタの使い道の 大抵は、①電圧を確認するか 、② 配線がちゃんとつながっているか?の導通チェックが ほとんどですが、本格的な使い方もマスターできるとさらに良いと思います。
 半田コテやその他の工具を揃える前に、真っ先に用意するべきでしょう。

ここから 徐々に「電子工作」を再開 して行きます。


ーーーーーーーーーーーーーーーー 追記 ーーーーーーーーーーーーーーーー
【テスタの使い方】

便宜上 「テスタ」と呼んではいますが、厳密には「デジタル・マルチメータ」というのが 本当の呼び名でしょう。 とりあえずは「テスタ」のまま呼んでおきます。

電子工作を初心者の人に教える際、どうしても見落としがちな点があります。
工作に慣れていれば、慣れている程、当たり前になっていて 説明を省いてしまいがちな所を思い付きました。
 それは、新品のテスタを購入した際、リードは外された状態で箱に入っています。(赤と黒の2本) テスタの表面には このテストリードを挿す穴が 3箇所あります。 どんな時に、どこに挿すべきでしょう?

① リードの挿す位置
真ん中の「COM」と書かれた所に 黒のリードを挿し、 その右側に 赤のリードを挿します。 これOKで、99%ほとんど左側の穴は使う事は無いでしょう。
 左側の [ 10A ] と書かれた所に、赤のリードを挿す 場面は、かなり大きい電流の 測定をしたい時だけです。 黒のリードは真ん中から移動させることはありません。
 こういった、本当に初歩的な内容でも 経験の無い人にとっては、分からない… 大きな壁になってしまうものです。


② 電池の交換
 テスタの内蔵電池がへたって来ると、正しい値の測定が出来なくなります。
このテスタは、どうやって電池を交換するのでしょうか? どのタイプの電池が必要でしょうか?
それは、
 テスタ背面の緑色のカバーを 力で外し、
裏側にある止めビスを(細いプラス ドライバで)3箇所外します。

 すると、下の方に青い電池が見えてきます。
クリップで止まっているだけなので簡単に外せる。→

 電池の種類は 006P 9V というタイプの角型の電池が1個だけです。


③ 導通テストするには?
 配線がちゃんとつながっているか?どうか?を検査するには、「抵抗 = Ω」のレンジを使うのが一般的でした。 赤と黒のリードを押しつけて、0Ωに近い抵抗値であれば、正しくつながっていることが分かります。 ただし、LCD表示を目で見て確認しないといけません。
 音で(耳で)導通の確認が出来た方が、分かりやすいので 多くのテスタには ブザー音による導通チェック機能が設けられています。 (この安価なテスタにもあります)
こんな感じの ↑ 音のマークがあれば、そこにロータリスイッチを回して、セットしてください。 この状態で 赤と黒のリードを接触させると「ピー」っと 音が鳴ります。
 本当は、リードが接触して すぐに(時間の遅れ無しに)音が鳴ってくれるのが良いのですが、このテスタでは 一瞬の「間」があります。 まー 安いテスタなので仕方ないところでしょう。

 この確認で 内臓電池の減り具合や、テスタの最初の動作確認にもなると 思います。

このモード(レンジ)を使って、配線のチェック(ちゃんと接続されているか?)を しっかりと行えば、作った回路が1発で動いてくれる事でしょう。 



ブレッドボード (EIC-102B)を活用

2019年08月24日 06時30分12秒 | 工具
LEDの明るさなどを実際に確認するには、
 ブレッド・ボード上で 簡単に回路を組んで動かしてみると良い。

私が今回 使用したブレッド・ボートは、
 EIC-102B という型番で、秋月で入手したものだ。 手に入れたのは20年以上も前だと思うが、今でもまったく同じものが売られていた。 ¥700-
(ロングセラー商品なんですね? これって)

 透明のアクリル ケースの上に取り付け、ケース内に5Vの電源と、信号のHi/Low/Plusを判定できる「ロジック テスタ」を入れ、電源スイッチをONすれば、いつでも実験ができるようにしてある。

ロジックテスタは、どこかのキット(H/Lテスタ)で
 Low=緑、Hi=赤、パスルが入ったらブザーを鳴らす
だけの機能だが、非常に重宝している。


 LEDや抵抗といった 部品を挿し、ピン付き配線でつなげていけば 簡単に回路が組めて、動作の確認ができる。

LED消灯(R=4.7KΩ)
点灯!(明るさ確認)
電源を用意する手間が省けて、便利! 便利!

 もっと小さくて安いブレッド・ボードも売られているが、電源用に「陸式ターミナル」が、赤・緑・黒 と3個付いているので、この方が便利に使える。
そういえば、何でこの端子のことを 「陸軍式ターミナル」と呼ぶのだろう?
今度、調べてみるか?・・・   ↓

   透明ケースの左側が空いているので、
   ここに小型のオシロスコープでも入れたら 
   おもしろい かも しれない? (笑)


基板カッター (HOZAN K-110)

2019年08月22日 06時30分37秒 | 工具
ユニバーサル基板を使っていく上で、
 どうしても サイズをぴったりに切りたい・・・ という要望が出てきます

そんな時に 便利なのが 
  「基板カッター」=「PCB Cutter」 です。
 
 私が長年使っているのが  K-110という型番ですが、今  手に入る現行品だと K-111という ↓ 型番のようです。 
「PCBカッター」という名前が示す通り、基板を切る専用カッターです。
 1万8000円を超える金額なので おいそれとは買えないかもしれませんが、鉄ノコ(ハンドソー)などで 苦労して切っているよりは、ぜんぜん楽で便利です。 これで アルミ板も アクリル板も綺麗に切れますし、私はこれを買って20年以上 使い込んでいるので もう「元は取った」感じがしています。


 この 基板カッターで使える 「刃」は 2種類あって、ノコギリのような ギザギザのある刃 ↓ では 基板は綺麗に切れません。
←これは木材用
ダイヤモンド刃のヤスリの様な平らな刃 ↓ を使うと 切り口も真っ直ぐで綺麗に切る事が出来ます。

 (↑ K-110-1の方:これが基板用)
この 刃は、本体を買えば 普通に付いてきますので 特に問題はありません。
また、この手の刃が使える電動工具があれば、HOZANの この製品に限らなくとも 基板を切ることができますので、手軽に入手可能な価格帯のものがあれば それでみかまいません。

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では、
具体的に、基板を切る例をお見せしましょう。

 LEDが16個 取り付けられる(緑の方)基板を買ったのですが、取り付けるコネクタが特殊で扱いにくいので、その下に「ユニバーサル基板」を取り付け 2.54mmピッチの ピン・ソケットを追加したいと考えました。
 せっかくなので 元の緑の基板と ほぼ同じ大きさで切り出したいとします。

昨日、説明した<秋月>のユニバーサル基板 ↓(Aタイプ)・・・この赤い線の所で切ることができれば、ほぼ緑の基板と同じ大きさになります。
基板が大きい内(切る前)に 取り付け穴を開けておき、

赤い線を目印に、切っていきます
切り口をやすりで削って 滑らかにして、
細かい粉じんの粉を水で洗えば、「基板の切り出し」完了です。

これで サイズはぴったりです。
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もし、基板カッターを買うのが難しい人が 基板を切りたい場合は、
 鉄ノコを使うよりは カッターで V字に溝を(基板の両面に)入れていおき、机の角で 手で折る方法の方が 楽に切れます。 ただし、大きな基板ならこの方法も使えますが、小さな基板では無理があります。
 やはり、基板カッターを1台は買っておきたいところです。

 たとえ高価な工具でも、あればたいへん便利なものです。