レトロ電子工作

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録音再生キット その6 (部品配置と配線)

2022年10月22日 09時51分43秒 | 電子工作
基板に部品を乗せ、半田付けで配線をしていくにあたって、
 原本の回路からの「改良点」が 2か所ほどあります。

 ケースに入れたら できるだけケースのフタを開かずに操作できるようにしたい(電池切れの際の電池交換はしかたないとして)ので、
 ① REC(録音) - PLAY(再生)のスイッチに 電源OFFの機能も設ける。
 ② 録音時間の長さの切り替え(60秒か30秒か?)も
  スライドスイッチの切り替えで、フタを開けずに簡単に操作できる。
この2点を 回路変更によって 実現しようと思います。

まず、部品選びで 「録音-再生」を切り替えるスライドスイッチで
 2ポジションでは無く、3ポジション(3接点という言い方もある)の物を使用します。 スライドの位置が「中央」なら 電源が切れるようにすれば、電源スイッチとして働かせる事が出来、電池の待機電流の心配をしなくて済み 電池を長持ちさせられるはずです。

 スイッチの取手が 「横」に出ているタイプの 「3接点 2回路」のスライドスイッチです。 (この製品では「3チャンネル」という言い方ですね)
 これは あまり聞いた事の無いメーカですので、皆さんはメジャーな製品で同じ様な物を探してみてください。

この手のスライドスイッチの問題点は、足の間隔が インチ(2.54mm)ではなく、2mm間隔になっている点です。 このままでは一般的なユニバーサル基板に挿すことができません。 そこで、不要な足は切り、ピンを無理やり曲げて刺せる様に加工します。



 スライドスイッチは これでなんとか・・・ 挿すことができます。 

ケースに取り付ける 押しボタンスイッチと部品が干渉しないよう、そこの部分には部品を置かないよう気を付けながら、まずは一番大きなICのソケットを配置。 マイクを基板中央に置き、スライドスイッチを配置して見ると
結構 ギリギリのサイズでした。

基板の裏側に STOP用の押しボタンスイッチ(SW2)と、LEDを2種類配置します。 (ケースの外から見ると これが正面になります)

ケースが半透明なので、LEDを直接 基板に取り付けても(ケースの外側に設置する必要が無い)ちゃんと 光っているのが見えます。 余分な穴を開けなくて良い分、ケース加工が楽でいいです。

今回の回路は電源電圧が6Vで、消費電流はわずか数十mAです。 電源の0V(=GND)の配線には「黒」を、プラス(=6V)の配線には「赤」を使用すると、分かりやすくてミスが減ると思います。
 そのため 電源系には ポリエチレン線  ↓(太さが 0.32mmのもの)を使ってみます。

 
その他の信号は もっと細くても良いので、↓「ポリウレタン銅線」
太めの0.29mm と
ごく細の 0.16mm→

あまりに細すぎると扱いにくいので、0.29mmぐらいで良いと思います。
先端を1mmほど ヤスリかカッターで少しだけ擦り、そこに半田を乗せると、そこだけ導通し、半田付けができるようになります。 強くこすったり、曲げたりしなければ、他の部分は電気が通らないのでショートすることがありません。 (一見、銅色をしているので 導通がありそうですが、絶縁被膜で覆われています)

あまり綺麗とは言えませんが、こんな感じ↓ 【配線面】
↓【部品面】

【全体】↓
この状態で 電池をつなぎ、動作確認を行います。(もちろんスピーカをつないで… 左側の2pの白いコネクタがスピーカ用です)


問題なく、動きましたので、

回路の工夫は、また別の日に解説するとして、
 長くなったので、今日はここまで・・・・・           


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