人の抱く感情には、言葉で表せるものだけでも、様々あると想いますけれど・・・
なかでも、いま特に私の中で気になっているのが「さみしさ」でしょうか。
ドラマ「カーネーション」でも
ご高齢になった糸子さんのセリフの中で、このごろよく出てきていますね。
たとえば、季節の変化によって
太陽の輝きが、だんだん穏やかになり「夏から秋へうつろう」様や
朝日を浴びて、元気に一日をスタートしてから、
ようよう夕焼け空を眺める頃・・・
私の場合は、そのような周りの環境によっても
なんともいえない「さみしさ」を感じます。
そして・・・
一緒に時を過ごし、一緒に色々なことをしていた家族や友人や
知っている人が、居なくなってしまったら・・・
その喪失感に見舞われて、それはそれは、「さみしく」ってなりません。
ちょうど、8年前の九月末に
夫の父を見送った頃のことを想い出すと
今でも、その時の「さみしさ」がよみがえってきます。
最近は、お墓参りをしたり、仏さんに手を合わせて
おじいちゃんの写真に話しかけたりすると
気持ちは、ほんのりと和らぐようになりましたけれど
そのひとの「不在」にまつわる「さみしさ」は
カタチは変わっても・・・
無くなることはないのかもしれませんね。