昨日は、 日本ペンクラブ「子どもの本」委員会主催
フォーラム「ポスト3.11― 子どもたちの未来、子どもの本の未来」にて
「希望の牧場」の吉沢さんほか作家の皆さんのお話をお聴きしました。
(以下引用)
第一部 映像&トーク「いのちと子どもの本」
1. 太田康介さん(『のこされた動物たち』の著者・カメラマン)の映像とトーク
2. 吉沢正己さん(「希望の牧場」代表)と森絵都さん(作家)の対談
進行役:さくまゆみこさん(翻訳家)
第二部 シンポジウム「3.11 後の子どもたちの未来、子どもの本の未来」
パネリスト: 朽木祥さん(作家)、さくまゆみこさん、那須田淳さん(作家)、森絵都さん
進行役:芝田勝茂さん(作家)
のなかで、第1部では福島県の警戒区域内での動物の写真を撮ったり
キャットフードをあげるなどの活動をしておいでの写真家の方の映像を観たり
牛360頭を現在も世話し続けている吉沢さんのお話をお聴きしました。
ちょうど、フォーラムの前に
外苑前駅近くのマヤギャラリーにて開かれていた
森絵都さん文 吉田尚令さん絵の絵本「希望の牧場」岩崎書店の
原画展を観ることができました。
吉田さんの絵は、とても温かみがあって
それでいて力強さと繊細さを感じさせて
牛飼いの吉沢さんの姿や、動物たちの様子がしっかりと描かれています。
写真家の太田康介さんは、震災後、20日ほど経って、
またその後も継続して、立ち入りの制限された区域に入って
猫や犬、牛や豚やダチョウなどの様子を写真に撮ったり
猫を保護するボランティアの活動グループに声をかけて
えさをあげたりしてきたそうです。
人の住んでいない地域で、食べ物もなく
飢えて死んでいく動物たちの姿・・・
胸が苦しくなるような映像も、事実として
きちんと目を向けなくては…と想いました。
吉沢さんの語る、地震と津波による原子力発電所の事故のもたらしたもの
東京などの都市部の電力の多くを、東北にある発電所が担っているということ
「4年経っても、希望と絶望がないまぜになっている・・・」
それでもなお・・・「背のびした希望をいだいていく」という言葉は
私に、怒りややるせない想いを突きつけてくるような…
厳しさと重さが感じられました。
そして、いま・・・私になにができるのか
つよく問いかけられているように感じました。
ふと、外苑前駅近くから、表参道あたりまでの青山通りを歩きながら
見あげた空を想い出すと
あの日・・・大震災や津波の被害を受けた東北地方の映像が
アタマをよぎりました。
同じ日本に暮らしていながら、まだまだ故郷へも帰れない・・・
たくさんの方々の「希望」って???
取りかえすことのできないものや想いを抱えた絶望のなか
それでも、希望を抱いていこうとすること
「パンドラの函」のさいごに、現れたという「希望」・・・
できれば、多くの人の生きるよすがといえるモノが
きっと、見つかりますように…と祈るばかりです。
(続く第2部については、また機会を見つけてお話できますように・・・)
僕は梢を渡る風の音を”いい音だなあ”と聴いているけれども、他の人は、違う音を別の方向から聴くかもしれないし、それぞれが取捨選択できるような、たくさんのフォーカスをもったような音響的な状況を作りたい。
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メモ:「光のうつしえ 廣島 ヒロシマ 広島」朽木祥作
講談社BOOK倶楽部
bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9…
「八月の光」朽木祥作 偕成社
kaiseisha.co.jp/index.php?page…
#気になる本
著者のお話をお聴きして pic.twitter.com/VLrhhwZaq5
打ち合わせの前にお友だちの吉田さんの原画展に来ました。福島原発警戒区域内に取り残された「希望の牧場」を元に作られた絵本。森絵都さん作/吉田尚令さん絵/岩崎書店
明日は3/11。命を慈しむことを思います。
@ギャラリ―マヤ 外苑前
p.twipple.jp/DrNhI
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ひこ・田中さんの待望の新シリーズ刊!『なりたて中学生』初級編(講談社):<小学生が中学生になるということ>誰しもが通過したあの時期のドキドキを、三部作で描きますーーー"全ての小学六年生に告ぐ 中学校はこわくない!”(帯から)
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