Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

苦手科目に、トライしよう!

2008-04-29 16:09:10 | お気に入り
「みどりの日」が「昭和の日」になって2年目とのこと。

先ほどまで、ハイビジョン特集「昭和が終わった日」を放送していましたね…


午前中もお友だちの家で遊んでいたkirikouが、お昼ご飯を食べて
また遊びに出かけてからテレビをつけましたので、最後の30分ほどしか観ていません。


ただ偶然に、昨日からいろいろと考えても、考えても…
私にはムズカシイ苦手科目のお話が、次々に目の前に飛び込んできて

それでも、向き合うこと・知ろうとすることからだけは逃げないで
自分にできる範囲で時間をかけて、もう少しだけ考え続けてみようと想っているところです。


力足らずの苦手分野について、少しずつ順を追ってお話してみようと思います。

(何らかの自分なりの意見や感想を申し上げる段階にはありませんので
目の前に現れたものを、とりあえず記述していくことになると思います。)


前にもお話した伊藤真著「憲法の力」を読んでいたところ

「母の友」のブログに伊藤さんの講演が、4月29日にあるとのお知らせがありました。

それを基点にして伊藤塾のサイトに伺って
伊藤塾の入塾の説明をする動画にたどり着きました。

その人のお話しすることばを聞くことは、(映像も含めて)
その人の何かしらについて知るのに、ほんとうに大きな情報を与えるもののようですね。
(以下「母の友」のインタビュー記事より引用)

「…日本国憲法の価値を実現できる法律家になりたいと思い、弁護士になりました。ですが、いざなってみると、実際の事件で憲法を実現できることって、少ないんですね。そういうことが直接問題になる事件というのはそう多くない。でも依頼者に会うたび、毎回全然関係のない憲法の話しをしていたんですよ。…「いや実は日本の法律の根本に憲法があって、それが『一人一人はみなちがっていい。それぞれの幸せを求めればいい』って言ってるんです。…憲法をきちんと伝えることは重要だなと思いました。そこで考えたのが、自分が事件の当事者に憲法を語れるのは年間約五十件。二十年やっても千人にしか伝えられない。それよりは千人に伝えられる人を千人養成するほうがいいなと考えるようになったのです。それで塾を作るほうにシフトしました。』(引用ここまで)

その目的と方向性がキッチリとしているので
超難関の司法試験に合格して、法律家として活躍できる人材を養成するための
ベストのノウハウを持っているという強い自信が、そのことばから感じられました。

憲法の何たるかも、まだよく解らない私ですが
その意気込みと勉強に向かう意識の持ち方、記憶や思考力・表現力の鍛え方など
とても面白いお話だと思いました。

一方「母の友」のインタビューの最後で
「あなたの人生の目標は?」との問いに対する伊藤さんのお答えは

『日本国憲法の価値を人々に伝えて、世界中の子どもたちが笑顔で自分らしく生きられる世界を作ることです。それが憲法を知った者の責任だと思っているので。…
 憲法前文の第二章に、私の一番好きなフレーズがあります。
「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。」…まさに全世界の国民、つまり人類を視野に入れた憲法であり、「世界中の子どもたちが、貧困や病気、戦争から開放されて、笑顔で平和のうちに暮らす権利をもっている。私たちはその実現のためにがんばりますよ。」と世界に向かって宣言しています。
 私は、こういう憲法のもとで生活できることを、ほんとうに誇りに思っているのです。』(引用ここまで)

私自身が「憲法」をよく知らないから言えるのですが
「改憲」「護憲」と言われている中で、きちんとそれらの意見について考えたり
その意味を吟味することができるように、フツウの暮らしをしている私たちも
しっかりと学ぶ機会が必要だと痛感しています。

(それから「母の友」のブログで、母の友投票所2008年4月5日から5月3日まで
母の友「憲法どっち?」委員会 をやっているそうです。)


そんな中、横浜市立図書館で
「指定管理者制度導入の検討がなされている
」ということを知りました。

まだ、詳しい内容は解りませんが
採用するにしても、メリット・デメリットを、きちんと検討し議論したうえで
一般の私たちにもわかりやすく納得のいく説明をして頂きたいなぁ…と思いました。

(一般市民が、情報を得たり学んでいくために
大切な機関としての図書館の役割に、大いに期待しておリますので。

横浜市の関連施設にお勤めしている友人に、
そのうち様子など聞いてみようと思っています。)


そして…NPO法人「宇宙船地球号」の山本敏晴さんから

ツバルを取材した映画や写真絵本の出版のお知らせが届きました。

HPからも上映会などのお知らせが観られますが

一昨年、お話を伺った際の記事に頂いたコメントによると
動画で映像の一部がご覧いただけるそうですので、是非ご覧くださいね~!!

http://www.ets-org.jp/hosoku/YouTube20080124.html

「国際貢献」ということも、コチラ側の思いだけで進めるのではなく

現地で生活している当事者の思いも見つめつつ
人間だけではなく、地球全体の自然を考えていく視点に立って観ると

簡単にひと言で答えないような、ムズカシイ課題が浮かび上がってくるように思いますが
そのことも、考え続けていかなくてはならない…のでしょうね。


その山本さんのインタビュウー映像を観終わって、ふと気になったのが

映画「靖国」をめぐるジャーナリストの方々のお話です。

「表現の自由」という観点や「政治家という立場にある人の関与やことば」の意味や
取材を受けた方の「個人の思いとそのことば」は、どうなるんだろう?

さらに、それに対するマスメディアのありようや作り手側の姿勢…
そして、もっとデリケートなことなどなど

ほんとうに、私などには言葉にできないような…いろいろな問題があるように感じました。

それから、4月初め頃の神奈川新聞を探してきたところ

『「愛国心」と歴史教育 県立校「日本史必修化」の底流』というシリーズ記事がありました

私自身(特に高校の頃に)「日本史や世界史」を学ぶことを
疎かにしてきてしまったので、ほんとうに恥ずかしい気持でおりますから

本当の(できる限り、真実を映し出している)歴史を学びたいと思いますが
そのことのムズカシさも、少しずつ分かってきたような気もします。

そのためにも、できるだけいろいろな方のお話を伺ったり
本を読んでみたいと思っています。

いまちょうど手元にあるのが

司馬遼太郎著「歴史と風土」と家永三郎著「一歴史学者の歩み」の2冊です。

前者はつい最近見つけたもので、全集の月報のために語りおろしたものと
談話を収めたものなので、語りかけるような親しみのある文章で
作家のユニークな視点が随所に生きていて、とても面白く感じます。

後者は、以前から歴史学者のその強い信念のようなものが気にかかって
途中まで読みかけておりました。


心に重い楔を抱えつつも、最後まで語ることばを見つけ得ない…
こともあるのでしょうか…

過ぎた歴史の様相を掘り起こして、想像しうるカタチや言葉にして伝えること
そして、一人の人が思うことを言葉にするということの計り知れない重みと深さを感じつつ


そこに、自分と同じように生きていた人が存在していたという事実にふれること

そして真摯に向き合うことの大切さを、ふと考えておりました。




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2 コメント

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欲張らず (Hbar)
2008-04-30 07:05:38
欲張らずと言っても本能的に様々な方面に食指がいってしまいます。自身で無意識に様々なジャンルに手を伸ばすのが自閉症者の性のようです。私は診断を受けて、半年余り自身を振返り、無節操をやめようと思っています。
これまでは自身の思うままにどんどん膨張していく、まるで宇宙が脳にあるかのように錯覚します。短い人生ですので1度振返りましょう。そこで棚卸して、最強の所で再び情報収集に努めれば何かあるかもしれません。
生意気言いました。
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欲張らず ~!デスね!! (風待人)
2008-04-30 10:00:42
Hbarさま

はじめまして!!コメントいただきまして、ほんとうにありがとうございます!!

お目にかかったことはないと思いますが…
先輩からアドヴァイスを頂いたような気がして、タイヘンにうれしく思っております!!

ナマイキなんてことは、全然ありませんよ~!

「正直な物言い」が、ときにトラブルを招きがちだとしても
それが「最大の取り得でもある」と私も思っておりますので。

『棚卸して、最強の所で再び情報収集に努めれば』というのは
確かなルートのようですね・・・

ついつい無謀にも見える自らの確信に従って
「猪突猛進しがち」ですものね~!

私も皆様からのありがたいおことばを聞きつつ
その辺りの調整をしながら・・・意外に慎重なところもあるので

やっぱり「子どもたちの未来を考えると・・・」
気になることに、ひとつずつアタックしてみますね~!!

また何か気になる点などありましたら
お話いただけるとうれしいです!!

どうぞ、よろしくお願いいたしますネ!!
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