それぞれの生活の中で、思いっきり自分らしい時間を過ごして
また、新しい一週間が始まりましたね~!
我が家は、連休と言ってもカレンダーどおりのいつものペースです。
機会があるときには、ギュッと集中して何かをやって
あとは、それぞれの興味の赴くままに
それぞれの「My Original Route」を行く…タイプの寄り集まりのようですね~!
さて…昨日の午後の約2時間ほど、ノンビリと(時おり早足で)
鎌倉を歩いてまいりましたので
私の歩いた道順に沿ってささやかな「かまくら散歩」のお話をさせていただきますね~!
kirikouを見送ってから、バタバタと慌てて電車に乗って
鎌倉駅に着くと、もう3時を過ぎておりました。
案の定この時期の鎌倉駅は、観光にいらした人並みがごった返す賑わいをみせています。
たまに訪れるたびに…お店の顔ぶれが変わっているような気もしつつ
小町通りに入ってすぐ右の路地にあるお目当てのお店を見つけて
チョッとうれしいようなホッとする心もちで、引き戸を開けてみます。
中学生の頃にも、よくお汁粉やクリームぜんざいを食べた「納言」です。
近ごろは、ガイドブックなどでも取上げられているのでしょうか~?
満席のようで、「ワ~!変わっていませんね~!懐かしいデス。また伺いますね~!」って申し上げて
若宮大路のほうへ向かいます。
段葛は
(「だんかずら」ってこんな字だったんですね…変換では、出てきませんでした。
参考までに「e-ざ鎌倉」を貼り付けておきますね~!!
コチラは、IT支援NPO団体「鎌倉シチズンネット(KCN)」が、
鎌倉市民や鎌倉を訪れる方のためにつくる生活情報や観光情報のページです。 とのこと。)
葉桜が風にそよいで、気持ちが良いといったらアリマセン。
両サイドのお店の様子を観ながら、プリントアウトしてきた「路地フェスタ催しマップ」を覗き込みます。雪ノ下教会を過ぎて、少しいったところにガラス張りのオシャレなお店が見えました。
道を渡って観るとNo.6の「DOIBURI CAFE DINING bouls」という
「どんぶりモノ」を出す食べもの屋さんのようです。
時間的にどうかしら…と、チョッと迷いながらも
壁に掛けられた色とりどりの絵に惹かれて、入ってしまいました。
(1点モノ絵画の測り売りショップ「ART-Meter」の作品展示会を開催中とのこと。)
デザートメニューの中から「赤○○入りのパンナコッタ」とコーヒーを注文しました。
(○○は、粟だったかひえだったか…綺麗な紅い雑穀の感触がとってもオイシイ
甘くって大好きなデザートでした。
食感は鮮やかに残っているんですけれど、正確な名前が思い出せなくって…スミマセン)
お店の方に「ご飯にも雑穀が入っているんですか~?」と聞いてみると
「+150円で十五穀米にできます。」とのこと。
なかなかヘルシーですね~!
カップルや家族連れの方が、段葛の緑を観ながらくつろげる雰囲気のお店でした。
それから八幡様まで真っ直ぐに歩いて行って信号を渡って
車の道沿いに右に向かいます。
綺麗な建物のNo.8の「さかい内科・胃腸科クリニック」の前には
お医者様とご家族らしき方が入り口の階段のところに立っていらっしゃいます。
「お邪魔しても良いんですか~?」と伺って、中に入れていただきました。
まだ新しくって明るい待合室に、1.出かけよう健康の記憶をたどる旅へ
2.健康に関する資料配布と無料相談
3.「八木明知小品展」-暖かな抽象絵画-
が展示されています。
「地元の出身でいらっしゃるんですか~!
高齢化も進んでいますし、地域のかかりつけのお医者様がいてくださると安心ですね~!」とお話しました。
展示されている「八木明知小品展」も、金箔を使ったり独特の色合いの落ち着いた作品でした。
定期的に絵などの展示などをなさっているとのことで
具合の悪いときなどに伺う病院の待合室ですが、とても心安らぐ空間になっていました。
さて、また道沿いに歩いて…なつかしの母校の前を通り過ぎて
妹が通っていた小学校の手前のきれいに整備された桜並木の中ほどでは
No.9の「三条屋大谷商店」リニューアル・オープン記念展示会とのこと。(以下引用)
「私の鎌倉」をテーマに、鎌倉市大町在住の画家ささめやゆきさんの
鎌倉の情緒あふれる風景画の絵はがきの展示即売会を実施。
そのほか、人気作家沼田元氣さんの書籍の即売もあります。(引用ここまで)
私は、ささめやゆきさんの絵葉書は、冬にソングブックカフェに行った時に見つけて買ってきましたが
こころに響く懐かしさを漂わせる素敵な鎌倉の絵柄がそろっています。
さて、(大昔の夏休みのプール開放で、私も利用したことのある)
プールの屋根を見ながら、もう少し先を右に曲がると
今日のお目当てのNo.10「カジュ・アートスペース」に到着です。
細い道の先に古い民家が見えました。
右手にある庭に直接入ると、まず草木染の綺麗な糸や洋服・雑貨などが並んでいます。
その先の木の下に、『ちぃさん』が立っていらっしゃいました~!!
ブログを観て伺ったことや「かまくら楽食日記」のこと、「絵のお教室」のこと、茂木先生のことや
私が子どもの頃よく親に連れて行ってもらった中華料理の「赤坂飯店」のことなど
ほんとうに楽しくお話させていただきました。
それから、ほんとうに美味しそうな絵葉書がたくさん並んでいました。
その中からシンプルに「ごはんとみそ汁」と納言のお汁粉の「あああまい」と
「かまくら楽食日記特盛」を購入しました。
そうでした~!茂木先生のお書きになった「トゥープゥートゥーのすむエリー星」のために
ちぃさんがお描きになったイラストや表紙も完成したそうです。
「凄いものができた~!」そうですので
今から手に取って見せていただくのが、ほんとうに楽しみです~!!
ゆっくりと、楽しいお話をさせていただいてから
お庭の裏に回ると、たまねぎのピザや木のクラフト作りをしています。
そろそろ店じまいなのでしょうか、家の中の展示をざっと見てから
帰りにカジュ通信を頂いて、また八幡様のほうに戻りました。
時刻を観ると…いつの間にか4時半です!!
途中の仏具屋さんのポスターを観て、行こうと思っていた国宝館の展示も
すでに門が閉まっています。
ということは…近代美術館も(鏑木清方美術館も)間にあいませんでした。
けれど…入場券売り場の前のラックに、綺麗なイラストの「県立神奈川近代美術館のマップ」と
5月からの31日から葉山館で開かれる
「マティスとボナール 地中海の光の中へ」のチラシがありました。
(マティスと言えば先日の新・日曜美術館で
『親愛なる友へ-ルオーとマティス 照らしあう2つの星』を放送していましたが
いろいろな方との交流が、画家のインスピレーションを刺激する…のでしょうか~?)
それから小町通へ向かう道に入りましたが、ふと気が変わって
裏駅に向かう緑の濃い大きなお屋敷のあるほうに向かって、踏切を渡って寿福寺の前に出ました。
寿福寺といえば「北條政子と源実朝のお墓」のあるところです。
山門をくぐると、じきに本堂が見えてきます。
石畳を真っ直ぐに歩いていくと、その本堂の後ろにこんもりと控えているお山のちょうど真上に
かすかにオレンジがかった太陽が、沈んでいくところでした。
この時期のこの時間にしか観られない…風景だったかもしれません。
前の日の雨をしっかり吸収して、空気も鎌倉独特の湿気を帯びて
新緑もしっとりした鮮やかさを放っています。
ちょうど、ウグイスの鳴き声も響いてきます…
ここだけ、時間が止まってしまったような不思議な感覚に一瞬見舞われます。
それから立て看板の表示を頼りにお墓のある方角に歩いていきます。
普通の墓地には入ってしまい、不安に駆られながら山に向かって階段を登っていきます。
昔のお墓は(おそらく、山側の水成岩をくりぬいて作った)祠の中にあるはずです。
(私もかつて訪れたことがあるはずなのに、とんと記憶が定かでなくて…)
登りきってから右奥のほうに行くと
あまりにもそっけない感じの看板に、北條政子のお墓であることが書かれていました。
何を祈るわけでもありませんが、手を合わせて
しばし歴史のかなたに思いを馳せてみます。
実朝については、どれと特定できるような表示もありません。
一組のお若いカップルとすれ違って、階段を下りていくと
中年のご夫婦が犬のお散歩をしていらっしゃいます。
「この辺りはお詳しいですか~?」と、お声をかけて
「実朝のお墓が、どれか良くワカリマセンでした…」と申し上げると
政子の墓のとなりでしたかね…他には、大佛 次郎や高浜虚子のお墓もありますよ。」と
教えてくださいました。
「そうですか…また上るのも、なんですね~」とお礼を申し上げてから、別れました。
それから、先ほど本堂のほうから歩いてきたほうに曲がらずに
真っ直ぐ歩いて行くと、右手の山側から
赤ちゃんを抱っこした若いお父さんとお母さんが降りてきました。
思わず声をかけると「源氏山のほうから下りて来ました。」とのこと。
「それは結構タイヘンでしたでしょう。」と申し上げると
お父さんが苦笑していらっしゃいました。
源氏山といえば、よく遠足に出かけた「ハイキングコース」のある所です。
少し行くと右手に、ほんとうに小さな切通しがあって
「ここから駅のほうに抜けられるでしょうかね…}なんて言いながら
昔、北鎌倉のほうに住んでいたこと、先ほど「路地フェスタ」で「カジュ・アートスペース」を覗いてきたこと
そしてお二人も二階堂のほうにお住まいで
スッカリ眠ってしまっている赤ちゃんは、もう8ヶ月で動き出してタイヘンとのこと
「ほんとうにカワイイ頃ですね~!!」って、お話をいたしました。
裏道を抜けて車の通りに出ましたので、私は右にご夫婦は左手に帰っていかれました。
コチラは、小町通に比べるとお店も多くはありませんので、人通りも少なくって
市役所のほうに向かってゆっくりと歩いていくことができます。
洋服や小物のお店を覗きながら、歩いて行くと
オモテのワゴンに新書が並んでいる古書店がありました。
一冊100円の表示で、まだ新しい岩波新書が並んでいます。
これは~!というものを選んでいると…
およそ一冊分のお値段で、8冊購入することができますね。
「つい観ると買いたくなってしまって…荷物が重くなって困ります。」とお店のご主人に申し上げながら
店内の書棚に綺麗に整理して並べられた本を見せていただきます。
白いパラフィン紙で綺麗に包まれた小林秀雄や多くの文人たちの本が並んでいます。
「鎌倉にゆかりの方の本が多いのですか?
私には、このくらいが分相応ですけれど
素晴らしい本がたくさん置いてあるんですね~!!」なんて、お話をいたしました。
妹に連絡をして、お夕飯の時間に間にあうように
江ノ電で長谷駅まで行って、妹の車に拾ってもらうことにしました。
家に電話をすると夫が帰宅していて「kirikouは、まだ帰っていないけど」とのこと。
「おばあちゃんに、よろしくね~!!」と頼んで、江ノ電に乗って
まだ夕陽が落ちるまでは間のある海岸近くの長谷駅に向かいました。
観光シーズンの海岸通は避けて、
(高校生の頃、ある方の家に数学を教えていただきに行っていた)なつかしい住宅街を抜けて
母たち5人の宿泊するホテルに向かいました。
女性が全部で8人集まって、美味しいものをいただきながらお話を始めたら…
それは時間がいくらあっても足りませんので、この後は割愛いたします。
さて、先ほど購入した「楽食日記」を、姪に見せたところ
「ここ、知っているよ~!ここも、行ってみたいなぁ~!!」とのこと。
妹に渡して、「美味しいところをチェックしておいてね!
今度、みんなで一緒に行こうね~!」ということにいたしました。
ようやく、お話の最終地点にたどり着きました。
つい昨日のことなのに…
アレコレと思い起こしながら書いていくと、ついつい時間が経ってしまいます。
もう少しお話したいこともあるようにも思いますが、それはまたそれとして…
こんな時間の過ごし方ができることと
お聴きくださる方のいらっしゃることのありがたさを感じつつ
皆様の、こころ楽しき一日の訪れをお祈りしておりますね~!!
また、新しい一週間が始まりましたね~!
我が家は、連休と言ってもカレンダーどおりのいつものペースです。
機会があるときには、ギュッと集中して何かをやって
あとは、それぞれの興味の赴くままに
それぞれの「My Original Route」を行く…タイプの寄り集まりのようですね~!
さて…昨日の午後の約2時間ほど、ノンビリと(時おり早足で)
鎌倉を歩いてまいりましたので
私の歩いた道順に沿ってささやかな「かまくら散歩」のお話をさせていただきますね~!
kirikouを見送ってから、バタバタと慌てて電車に乗って
鎌倉駅に着くと、もう3時を過ぎておりました。
案の定この時期の鎌倉駅は、観光にいらした人並みがごった返す賑わいをみせています。
たまに訪れるたびに…お店の顔ぶれが変わっているような気もしつつ
小町通りに入ってすぐ右の路地にあるお目当てのお店を見つけて
チョッとうれしいようなホッとする心もちで、引き戸を開けてみます。
中学生の頃にも、よくお汁粉やクリームぜんざいを食べた「納言」です。
近ごろは、ガイドブックなどでも取上げられているのでしょうか~?
満席のようで、「ワ~!変わっていませんね~!懐かしいデス。また伺いますね~!」って申し上げて
若宮大路のほうへ向かいます。
段葛は
(「だんかずら」ってこんな字だったんですね…変換では、出てきませんでした。
参考までに「e-ざ鎌倉」を貼り付けておきますね~!!
コチラは、IT支援NPO団体「鎌倉シチズンネット(KCN)」が、
鎌倉市民や鎌倉を訪れる方のためにつくる生活情報や観光情報のページです。 とのこと。)
葉桜が風にそよいで、気持ちが良いといったらアリマセン。
両サイドのお店の様子を観ながら、プリントアウトしてきた「路地フェスタ催しマップ」を覗き込みます。雪ノ下教会を過ぎて、少しいったところにガラス張りのオシャレなお店が見えました。
道を渡って観るとNo.6の「DOIBURI CAFE DINING bouls」という
「どんぶりモノ」を出す食べもの屋さんのようです。
時間的にどうかしら…と、チョッと迷いながらも
壁に掛けられた色とりどりの絵に惹かれて、入ってしまいました。
(1点モノ絵画の測り売りショップ「ART-Meter」の作品展示会を開催中とのこと。)
デザートメニューの中から「赤○○入りのパンナコッタ」とコーヒーを注文しました。
(○○は、粟だったかひえだったか…綺麗な紅い雑穀の感触がとってもオイシイ
甘くって大好きなデザートでした。
食感は鮮やかに残っているんですけれど、正確な名前が思い出せなくって…スミマセン)
お店の方に「ご飯にも雑穀が入っているんですか~?」と聞いてみると
「+150円で十五穀米にできます。」とのこと。
なかなかヘルシーですね~!
カップルや家族連れの方が、段葛の緑を観ながらくつろげる雰囲気のお店でした。
それから八幡様まで真っ直ぐに歩いて行って信号を渡って
車の道沿いに右に向かいます。
綺麗な建物のNo.8の「さかい内科・胃腸科クリニック」の前には
お医者様とご家族らしき方が入り口の階段のところに立っていらっしゃいます。
「お邪魔しても良いんですか~?」と伺って、中に入れていただきました。
まだ新しくって明るい待合室に、1.出かけよう健康の記憶をたどる旅へ
2.健康に関する資料配布と無料相談
3.「八木明知小品展」-暖かな抽象絵画-
が展示されています。
「地元の出身でいらっしゃるんですか~!
高齢化も進んでいますし、地域のかかりつけのお医者様がいてくださると安心ですね~!」とお話しました。
展示されている「八木明知小品展」も、金箔を使ったり独特の色合いの落ち着いた作品でした。
定期的に絵などの展示などをなさっているとのことで
具合の悪いときなどに伺う病院の待合室ですが、とても心安らぐ空間になっていました。
さて、また道沿いに歩いて…なつかしの母校の前を通り過ぎて
妹が通っていた小学校の手前のきれいに整備された桜並木の中ほどでは
No.9の「三条屋大谷商店」リニューアル・オープン記念展示会とのこと。(以下引用)
「私の鎌倉」をテーマに、鎌倉市大町在住の画家ささめやゆきさんの
鎌倉の情緒あふれる風景画の絵はがきの展示即売会を実施。
そのほか、人気作家沼田元氣さんの書籍の即売もあります。(引用ここまで)
私は、ささめやゆきさんの絵葉書は、冬にソングブックカフェに行った時に見つけて買ってきましたが
こころに響く懐かしさを漂わせる素敵な鎌倉の絵柄がそろっています。
さて、(大昔の夏休みのプール開放で、私も利用したことのある)
プールの屋根を見ながら、もう少し先を右に曲がると
今日のお目当てのNo.10「カジュ・アートスペース」に到着です。
細い道の先に古い民家が見えました。
右手にある庭に直接入ると、まず草木染の綺麗な糸や洋服・雑貨などが並んでいます。
その先の木の下に、『ちぃさん』が立っていらっしゃいました~!!
ブログを観て伺ったことや「かまくら楽食日記」のこと、「絵のお教室」のこと、茂木先生のことや
私が子どもの頃よく親に連れて行ってもらった中華料理の「赤坂飯店」のことなど
ほんとうに楽しくお話させていただきました。
それから、ほんとうに美味しそうな絵葉書がたくさん並んでいました。
その中からシンプルに「ごはんとみそ汁」と納言のお汁粉の「あああまい」と
「かまくら楽食日記特盛」を購入しました。
そうでした~!茂木先生のお書きになった「トゥープゥートゥーのすむエリー星」のために
ちぃさんがお描きになったイラストや表紙も完成したそうです。
「凄いものができた~!」そうですので
今から手に取って見せていただくのが、ほんとうに楽しみです~!!
ゆっくりと、楽しいお話をさせていただいてから
お庭の裏に回ると、たまねぎのピザや木のクラフト作りをしています。
そろそろ店じまいなのでしょうか、家の中の展示をざっと見てから
帰りにカジュ通信を頂いて、また八幡様のほうに戻りました。
時刻を観ると…いつの間にか4時半です!!
途中の仏具屋さんのポスターを観て、行こうと思っていた国宝館の展示も
すでに門が閉まっています。
ということは…近代美術館も(鏑木清方美術館も)間にあいませんでした。
けれど…入場券売り場の前のラックに、綺麗なイラストの「県立神奈川近代美術館のマップ」と
5月からの31日から葉山館で開かれる
「マティスとボナール 地中海の光の中へ」のチラシがありました。
(マティスと言えば先日の新・日曜美術館で
『親愛なる友へ-ルオーとマティス 照らしあう2つの星』を放送していましたが
いろいろな方との交流が、画家のインスピレーションを刺激する…のでしょうか~?)
それから小町通へ向かう道に入りましたが、ふと気が変わって
裏駅に向かう緑の濃い大きなお屋敷のあるほうに向かって、踏切を渡って寿福寺の前に出ました。
寿福寺といえば「北條政子と源実朝のお墓」のあるところです。
山門をくぐると、じきに本堂が見えてきます。
石畳を真っ直ぐに歩いていくと、その本堂の後ろにこんもりと控えているお山のちょうど真上に
かすかにオレンジがかった太陽が、沈んでいくところでした。
この時期のこの時間にしか観られない…風景だったかもしれません。
前の日の雨をしっかり吸収して、空気も鎌倉独特の湿気を帯びて
新緑もしっとりした鮮やかさを放っています。
ちょうど、ウグイスの鳴き声も響いてきます…
ここだけ、時間が止まってしまったような不思議な感覚に一瞬見舞われます。
それから立て看板の表示を頼りにお墓のある方角に歩いていきます。
普通の墓地には入ってしまい、不安に駆られながら山に向かって階段を登っていきます。
昔のお墓は(おそらく、山側の水成岩をくりぬいて作った)祠の中にあるはずです。
(私もかつて訪れたことがあるはずなのに、とんと記憶が定かでなくて…)
登りきってから右奥のほうに行くと
あまりにもそっけない感じの看板に、北條政子のお墓であることが書かれていました。
何を祈るわけでもありませんが、手を合わせて
しばし歴史のかなたに思いを馳せてみます。
実朝については、どれと特定できるような表示もありません。
一組のお若いカップルとすれ違って、階段を下りていくと
中年のご夫婦が犬のお散歩をしていらっしゃいます。
「この辺りはお詳しいですか~?」と、お声をかけて
「実朝のお墓が、どれか良くワカリマセンでした…」と申し上げると
政子の墓のとなりでしたかね…他には、大佛 次郎や高浜虚子のお墓もありますよ。」と
教えてくださいました。
「そうですか…また上るのも、なんですね~」とお礼を申し上げてから、別れました。
それから、先ほど本堂のほうから歩いてきたほうに曲がらずに
真っ直ぐ歩いて行くと、右手の山側から
赤ちゃんを抱っこした若いお父さんとお母さんが降りてきました。
思わず声をかけると「源氏山のほうから下りて来ました。」とのこと。
「それは結構タイヘンでしたでしょう。」と申し上げると
お父さんが苦笑していらっしゃいました。
源氏山といえば、よく遠足に出かけた「ハイキングコース」のある所です。
少し行くと右手に、ほんとうに小さな切通しがあって
「ここから駅のほうに抜けられるでしょうかね…}なんて言いながら
昔、北鎌倉のほうに住んでいたこと、先ほど「路地フェスタ」で「カジュ・アートスペース」を覗いてきたこと
そしてお二人も二階堂のほうにお住まいで
スッカリ眠ってしまっている赤ちゃんは、もう8ヶ月で動き出してタイヘンとのこと
「ほんとうにカワイイ頃ですね~!!」って、お話をいたしました。
裏道を抜けて車の通りに出ましたので、私は右にご夫婦は左手に帰っていかれました。
コチラは、小町通に比べるとお店も多くはありませんので、人通りも少なくって
市役所のほうに向かってゆっくりと歩いていくことができます。
洋服や小物のお店を覗きながら、歩いて行くと
オモテのワゴンに新書が並んでいる古書店がありました。
一冊100円の表示で、まだ新しい岩波新書が並んでいます。
これは~!というものを選んでいると…
およそ一冊分のお値段で、8冊購入することができますね。
「つい観ると買いたくなってしまって…荷物が重くなって困ります。」とお店のご主人に申し上げながら
店内の書棚に綺麗に整理して並べられた本を見せていただきます。
白いパラフィン紙で綺麗に包まれた小林秀雄や多くの文人たちの本が並んでいます。
「鎌倉にゆかりの方の本が多いのですか?
私には、このくらいが分相応ですけれど
素晴らしい本がたくさん置いてあるんですね~!!」なんて、お話をいたしました。
妹に連絡をして、お夕飯の時間に間にあうように
江ノ電で長谷駅まで行って、妹の車に拾ってもらうことにしました。
家に電話をすると夫が帰宅していて「kirikouは、まだ帰っていないけど」とのこと。
「おばあちゃんに、よろしくね~!!」と頼んで、江ノ電に乗って
まだ夕陽が落ちるまでは間のある海岸近くの長谷駅に向かいました。
観光シーズンの海岸通は避けて、
(高校生の頃、ある方の家に数学を教えていただきに行っていた)なつかしい住宅街を抜けて
母たち5人の宿泊するホテルに向かいました。
女性が全部で8人集まって、美味しいものをいただきながらお話を始めたら…
それは時間がいくらあっても足りませんので、この後は割愛いたします。
さて、先ほど購入した「楽食日記」を、姪に見せたところ
「ここ、知っているよ~!ここも、行ってみたいなぁ~!!」とのこと。
妹に渡して、「美味しいところをチェックしておいてね!
今度、みんなで一緒に行こうね~!」ということにいたしました。
ようやく、お話の最終地点にたどり着きました。
つい昨日のことなのに…
アレコレと思い起こしながら書いていくと、ついつい時間が経ってしまいます。
もう少しお話したいこともあるようにも思いますが、それはまたそれとして…
こんな時間の過ごし方ができることと
お聴きくださる方のいらっしゃることのありがたさを感じつつ
皆様の、こころ楽しき一日の訪れをお祈りしておりますね~!!