Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

『伝えたい想いをエネルギーにして』…

2009-04-11 13:09:55 | 表現すること
KiriKouも、ゆっくり起き出してから、
のんびりテレビを観ていると
4~6年まで同じクラスになったお友だちから、お誘いの電話が入って
さっさと遊びに行ってしまいました。

夫も出かけて不在なので、スキマを見つけてもう少しだけお話をいたしますね。

土曜日のこの時間、NHKで放送している「アーカイブス」で
『子供たちに残すもの…母と子の"命”の交換日記』と『記憶の扉』を
観ていました。

親と子、先生と教え子、様々な人と人との関わりの間で交わされる
言葉や色々なコミュニケーションの大切さやえもいわれぬ興味深さが
感じられました。

生きてきた年代や環境によって、話す言葉自体やお話のスピードや雰囲気も
随分と違うように想います。

さて、まずは「椿の花」のように潔い印象が際立つ
白洲正子さんのご著書を、本棚で見つけてきました!

* 白洲正子著「遊鬼 わが師わが友」

私が持っているのは、文庫本ですが
表紙の桜の絵が力強くって、ひと際眼を引きます。

自伝も、とても面白いんですけれど
『韋駄天の正子が全身でぶつかり全霊で感電した、とびきりの人生の名人、危うきに遊んだ鬼たち。』
とのコチラも、深い味わいがあります。

正子さんの語る「白洲次郎のこと」は、是非ご一読くださいね!

* (白洲正子さんと親交のあった)河合隼雄著「宗教と科学の接点」

(1986年発行ですが、とても興味深いです。)

(続いて、友人のオススメで小説は、まだですけれど…)

* 河合隼雄村上春樹著「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」
* 村上春樹柴田元幸「翻訳夜話」「翻訳夜話2サリンジャー戦記」

(あまり意識しないまま、この方の小説は今まで読んでいなかったので…
そのうち「ねじまき…」は、手にとってみましょう!)

* J・D・サリンジャー著
「ライ麦畑でつかまえて」
こんなに、有名な作品を、今まで読んだことがなかったのも不思議ですけれど…
小説は、自分自身が面白く感じないと、最後まで読めない所がありますので
コチラは、如何でしょうか?

* 平山正実著『はじまりの死生学「ある」ことと「気づくこと」』

* 東京大学出版会「死生学5医と法をめぐる生死の境界」

(最初に読んだのがシリーズの4でしたが
人の中に作られた「死をめぐるイメージ」について、興味深く感じました。

このシリーズ5は、現代の医療や社会における「生死の境界」について取り上げています。

色々面白い視点から論じられていますが、このような本の中で
長谷川眞理子氏が「進化生物学」からの視点で書かれていたのが新鮮でした。)

順次シリーズ[1]死生学とは何か
[3]ライフサイクルと死
[2](は未刊のようですが)死と他界を照らす生

を、借りて読みたいと想っています。)

最後に、気持ちの静に穏やかになるような…お気に入りの一冊として

* 東山魁夷著「風景との対話」(表紙の言葉より引用)

『絵になる場所を探すという気持ちを棄てて、ただ無心に眺めていると、相手の自然のほうから、私を描いてくれと囁きかけているように感じる風景に出会う。その、何でもない一情景が私の心を捉え、私の足を止めさせ、私のスケッチブックを開かせる。この一見、単純な出会いは偶然なのだろうか、それとも、機縁の糸がつながっているのであろうか。私の制作と旅の生活を通じて、心の内奥の世界の遍歴を記録したのが、この書である。著者』(引用ここまで)


これから家事が一段落したら
私も、ゆっくり本を読みたいものです。


皆様それぞれのお気に入りに
きっと、出会うことができますように!


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お会いできて嬉しかったです! (風待人)
2009-04-12 08:38:20
やまぼうし さま

お二人の対談も、とても愉しくて
朝カルに行けば、やまぼうしさまやお馴染みの方にお会いできると想うと
同窓会に行くような懐かしさと愉しみが、増えました!

「柴田元幸さんの講座」も面白そうですね!
その気で探したり、あちこちに視線を向けていたら…
誰にも、きっと『好きでたまらないこと』が見つかると想います。

また、気持ちの動くに任せて「風に乗るかのように…」

新宿まで伺いますので、おしゃべりしましょう!

お元気で、お過ごしくださいね!
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昨日はどうも (やまぼうし)
2009-04-11 22:32:59
いつ見ても、風待人さまは元気いっぱい、満面の笑みで
お話しなさるので、こちらも幸せな気持ちになります。

読書熱にも刺激を受けまする。
柴田元幸さんの講座を先日、受講し、
あれやこれや触手を伸ばそうと思っていたところ。
好きでたまらないことを仕事にしているひとならではの
語り口に、いつも感動しています。

風待人さまの旺盛な好奇心に、
私も、私も!って見習いたくなる今日この頃。
桜の花びらが川面を覆うこの季節、
気分一新でなにかにチャレンジしたくなりますね。

またお会いする日が遠からずありますように



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