先ほどは、少しややこしいお話になってしまいましたので
どちらかというと、子どもを間近で見ている感想などを交えて
もう少しお話してみようと思います。
さて、何事もきちんと捉えるためには、定義付けや言葉の説明などが必要でしょうし
それがあってはじめて、いろいろな方と
少なくとも共通の理解に基づくお話ができるのかもしれません。
ただし、これから私がお話しするのは、私が見たり、聞いたりして
直接にではなくとも、私自身の身近な感覚に近いところで
かなり実感できているお話を、なるべくしていこうと思います。
その前に、ひとつお話しておきたいのは
先ほどもご紹介した通級指導教室に子どもが通っている親の会では
毎年、要望書をまとめて横浜市に提出しています。
先日、夏休みに入って間もない頃に、その事前のヒアリングが行われて
実際に保護者が、いまどんなことで困っているか
学校現場とのやり取りや今後の対応、これからどんな方向性が望まれるのか
実際に打ち出されているプランや施策などの実態や実際に機能しているのか
などについて、保護者の意見をまとめたものをもとに、
教育委員会の特別支援教育課の(今年から障害児教育課から課名変更したらしい)
課長さんなど数名が出席してくださって
ご質問したり、お話を伺う機会がありました。
現在、横浜市の通級指導に通っているのは、
主に軽度発達障害といわれる範疇の子どもたちです。
(平成18年4月1日から、学校教育法施行規則の一部が改正になっています。)
その子どもたちの困難も、その子どもたちのそれぞれの特徴も違い
共通点はあるにしても、こどもの数だけの対応の方法があると思います。
さらに言えば、普通級に在籍していて
何らかの特徴を持ちながらも、気づかれずに困っている子どもがいるかもしれません。
もうひとつ別の見方をすれば、特別な困難がなくても
環境的な要因や、心理的な要因の影響などで、学習意欲を失っていて
学校での生活が楽しいものになっていない
ひいては、学習が困難になっている子どもたちもいるようです。
(「七五三教育」といって、小学校で3割、中学校で5割、高校で7割が
学習についていけない、というたとえがあるそうです。)
何らかの障害というカテゴリーがあって初めて、支援がなされるということも
あるかもしれませんが
少なくとも、普通級においては、障害がある、なしに拘わらず
学校での学びや生活が、子どもたちにとって楽しく成長に有意義なものであるような
指導と対応がなされることが、望まれます。
このあたりまで来ると、素人的にもとても難しい
「教育」というお話の複雑で奥深いところに、入り込んでしまいそうですが
あえて、申し上げるとすると
一番の基本的なスタンスとして、そこで学び成長する子どもたちに対して
生きること学ぶことの意味と楽しさを伝え、それぞれの特性を生かしながら
友だちや先生と共に育つこと、共にあることを歓びにできるように
(もちろん「みんな一緒に~しましょう」を一義的に進めるという意味ではなく)
できるだけ、その環境を整えて
できるだけ、一人ひとりの子どもにあった指導がなされるように
先生方も、保護者も一緒に考えながら、実現するようにしていけたら…
と、ついつい夢や理想が膨らんでしまいます。
具体的な指導法の確立
校内委員会・特別支援教育コーディネーターの充実と実際に機能すること
特別支援教室の整備やアシスタント・ティチャー(T・Tの意)の拡充
その他、通級指導教室や特別支援センターの果たす機能や
地域での活動にも、期待がもたれます。
横浜市でも、独自の大きなプランのもとで、少しずつではありますが
一人ひとりの子どもに目を向けていくという視点が、広がりつつあります。
確かに「まだまだ」といえば、そうですけれど
今できていることを、しっかり評価しつつ
次のステップへの働きかけを、確実に進めていくことで
まずは、一歩ずつでも前進していけるのではないでしょうか?
どこでも「人・もの・お金」のない中でやりましょう!と言われているようですが
『教育』という、目の前のことだけでは済まされない
ほんとうに、これからの地球の将来をになう子どもたちを
育てる上でも重要なことにお金を使うことと
いろいろなご意見はある中でも、
単なる学力がどうこうという問題にとらわれずに
私たち一人ひとりも、教育に関する大切なことを真剣に考えていくこと
ささやかでも、私たち一人ひとりが、その声を上げていくことが
何かを変えていく原動力になることを、希望しています。
いつの間にやら、大げさなことを書いてしまいましたが
少しでも、『子どもたちが楽しく過ごしやすい環境を、作りたい』と想って
何かできることを、と考えていると…ついつい、声が大きくなってしまいます。
とはいえ、こんなふうに威勢のいいことが言えるのは
まだ、気のおけないお友だちの前と、このブログの中だけですけれど…
(頭の中で想い描いていることが、いつかきっと実現しますように…)
どちらかというと、子どもを間近で見ている感想などを交えて
もう少しお話してみようと思います。
さて、何事もきちんと捉えるためには、定義付けや言葉の説明などが必要でしょうし
それがあってはじめて、いろいろな方と
少なくとも共通の理解に基づくお話ができるのかもしれません。
ただし、これから私がお話しするのは、私が見たり、聞いたりして
直接にではなくとも、私自身の身近な感覚に近いところで
かなり実感できているお話を、なるべくしていこうと思います。
その前に、ひとつお話しておきたいのは
先ほどもご紹介した通級指導教室に子どもが通っている親の会では
毎年、要望書をまとめて横浜市に提出しています。
先日、夏休みに入って間もない頃に、その事前のヒアリングが行われて
実際に保護者が、いまどんなことで困っているか
学校現場とのやり取りや今後の対応、これからどんな方向性が望まれるのか
実際に打ち出されているプランや施策などの実態や実際に機能しているのか
などについて、保護者の意見をまとめたものをもとに、
教育委員会の特別支援教育課の(今年から障害児教育課から課名変更したらしい)
課長さんなど数名が出席してくださって
ご質問したり、お話を伺う機会がありました。
現在、横浜市の通級指導に通っているのは、
主に軽度発達障害といわれる範疇の子どもたちです。
(平成18年4月1日から、学校教育法施行規則の一部が改正になっています。)
その子どもたちの困難も、その子どもたちのそれぞれの特徴も違い
共通点はあるにしても、こどもの数だけの対応の方法があると思います。
さらに言えば、普通級に在籍していて
何らかの特徴を持ちながらも、気づかれずに困っている子どもがいるかもしれません。
もうひとつ別の見方をすれば、特別な困難がなくても
環境的な要因や、心理的な要因の影響などで、学習意欲を失っていて
学校での生活が楽しいものになっていない
ひいては、学習が困難になっている子どもたちもいるようです。
(「七五三教育」といって、小学校で3割、中学校で5割、高校で7割が
学習についていけない、というたとえがあるそうです。)
何らかの障害というカテゴリーがあって初めて、支援がなされるということも
あるかもしれませんが
少なくとも、普通級においては、障害がある、なしに拘わらず
学校での学びや生活が、子どもたちにとって楽しく成長に有意義なものであるような
指導と対応がなされることが、望まれます。
このあたりまで来ると、素人的にもとても難しい
「教育」というお話の複雑で奥深いところに、入り込んでしまいそうですが
あえて、申し上げるとすると
一番の基本的なスタンスとして、そこで学び成長する子どもたちに対して
生きること学ぶことの意味と楽しさを伝え、それぞれの特性を生かしながら
友だちや先生と共に育つこと、共にあることを歓びにできるように
(もちろん「みんな一緒に~しましょう」を一義的に進めるという意味ではなく)
できるだけ、その環境を整えて
できるだけ、一人ひとりの子どもにあった指導がなされるように
先生方も、保護者も一緒に考えながら、実現するようにしていけたら…
と、ついつい夢や理想が膨らんでしまいます。
具体的な指導法の確立
校内委員会・特別支援教育コーディネーターの充実と実際に機能すること
特別支援教室の整備やアシスタント・ティチャー(T・Tの意)の拡充
その他、通級指導教室や特別支援センターの果たす機能や
地域での活動にも、期待がもたれます。
横浜市でも、独自の大きなプランのもとで、少しずつではありますが
一人ひとりの子どもに目を向けていくという視点が、広がりつつあります。
確かに「まだまだ」といえば、そうですけれど
今できていることを、しっかり評価しつつ
次のステップへの働きかけを、確実に進めていくことで
まずは、一歩ずつでも前進していけるのではないでしょうか?
どこでも「人・もの・お金」のない中でやりましょう!と言われているようですが
『教育』という、目の前のことだけでは済まされない
ほんとうに、これからの地球の将来をになう子どもたちを
育てる上でも重要なことにお金を使うことと
いろいろなご意見はある中でも、
単なる学力がどうこうという問題にとらわれずに
私たち一人ひとりも、教育に関する大切なことを真剣に考えていくこと
ささやかでも、私たち一人ひとりが、その声を上げていくことが
何かを変えていく原動力になることを、希望しています。
いつの間にやら、大げさなことを書いてしまいましたが
少しでも、『子どもたちが楽しく過ごしやすい環境を、作りたい』と想って
何かできることを、と考えていると…ついつい、声が大きくなってしまいます。
とはいえ、こんなふうに威勢のいいことが言えるのは
まだ、気のおけないお友だちの前と、このブログの中だけですけれど…
(頭の中で想い描いていることが、いつかきっと実現しますように…)
コメントいただいて、ありがとうございます!
まわりの方が、理解してくださって、上手に対応してくださると
ご本人が安心して過ごせるのでしょうね。
ご本人の得意なことや好きなことを、糸口にして
その人なりのコミュニケーションの仕方をつかめると
やりやすいような気がします。(言うは易しですけれど・・・)
大学生になるまでで、うまくいっているケースがあると伺うと
「何とか、がんばってみよう!」と思えます。
ここでお断りしておきますが、私自身はいろいろなことを
全然うまくこなせていません!(こんなところで、えばってどうするの~)
いわゆる「片付けられない女」ですし
気になることがあると、どうしてもそこに意識が集中してしまいますので。
(今のところ、アンテナの感度は、マズマズみたいですけど・・・)
『バランスと余裕』「視野を広げる」「自然体」が課題でしょうか。
今度、野口体操か野口整体の講座に行こうかと思ってます。
どうぞ、よろしくお願いいたします!
そして、ちょうど私にとっても気になることが話題でした。私の友人の弟がアスペルガーの障害を持っているのですが、今現在大学の1年生で、数学がちっとも分からないのだそうです。それで、このお盆の連休に、うちの弟(大学院で数学をしてます)に合わせて数学の分からない所を教える、という事になっています。
その子のお母さんは看護師さんで、(友人も看護師)徹底的に障害の勉強をされ、すごくうまくいったケースみたいです。
今回は私もうちの弟も初対面なので、彼が気にいってくれるかどうか分からないし、ってことでバーベキューを兼ねていますので。勉強になるかどうか分かりませんが。
なんか、風待人さんの様にきちっと組織として、対応を考えていてくれる人がいるという事は、ありがたくて心強いです。
また遊びに来させて下さい★
講習会をなさっていた記事を先ほど読ませていただいたばかりでした。
オニオンさまの歩いていらっしゃるお姿を
どこかで、意識しながら、一歩ずつ!と思っています。
先ほどNHKの「プロフェッショナル」という番組で
スガ シカオさんが「Progress」を歌っていました。
私は、この唄を聴くとどうしても涙が出てしまいます・・・
よし!「あと一歩だけ、前に進もう!!」です・・・
(BS1では、テンプル・グランディンさんが出てますね!)
Kaori さま
ようこそお越しくださいました!!
茂木先生のおはなしは、ほんとうにいろいろな刺激と楽しさを
もたらしてくださいますよね!
イギリスは、ほんの数日観光で訪ねただけですが
少し郊外の緑の丘の風景が、とても印象的でした。
イギリスは、インクルージョンの最先端というイメージがありますし
自閉症や学習障害の対応も、きっととても進んでいるのでしょうね!!
夢のまた夢ですけれど・・・
イギリスには、いつかゆっくりと行ってみたいです!!
また、お話お聞かせくださいね!
本当によちよち歩きのコンピューター使いなので、今日やっとTOMOははさんのコメントから、こちらに飛んでこられる事をしりました。
丁寧に思いがつづられていて、日々を大切に生きている様子が伝わってくるようです。
イギリスである寄宿学校にいたとき、学習障害の生徒もたくさんいました。多くは失読症でしたが。クラスは、だいたい、5人から10人までくらいでした。私立の学校で、大変な学費がかかるのですが、公立校よりも、私立の学校のほうが学習障害の生徒のためによいと考えられた場合、住んでいる地区から学費がでるようです。
もちろん、税制などが違うので、比べるのもどうかと思いますが・・・
記事とは関係ないのですが、暑中見舞いもしておりませんでしたので、ご挨拶~。お元気でお過ごしですか?
当県は、家の中も外も異様な暑さでバテバテです
ようやく夏休みも残り半分!お互いになんとか乗り切れるといいですね~。