Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

出会うこと…

2009-04-05 08:54:39 | 表現すること
今朝も、うぐいすの声が響いています。

鳥の種類や個々の鳥の聴き分けなどは、私には到底できませんので
どれもみんな『鳥の声』と言う他ありません。


たまたま、先日観た放送大学の認知心理か何かの講義で
『野鳥の会』の方のように
慣れた方が鳥を見つける際の反応についてお話を伺いました。

まずは、「耳からの情報」つまり鳴き声
次に「視野の中→特に全体を眺めた際の周辺視野にあたるものの変化・動きなど」で鳥の存在を発見して
それから、「鳥ごとの特徴についての知識と得られた情報を照合する」

というような興味深い事をおっしゃっていました。


人の営みや「人と人との出会い」にしても…
どこか似たようなはたらきをしているのかもしれません。


サテ…昨日のお昼前、KiriKouと夫と3人で高校のグランドへ
いつものお花見に行きました。

おばあちゃんも誘いましたけれど、このところの疲れもあって
「私は、今日はやめておく」との事。

『一人ひとりのペース』は、とっても大切です!


KiriKouが赤ちゃんの頃、ヨチヨチ歩きの頃
気にかかるものに向かって、まっしぐらの頃…

背丈も伸びて、顔つきも随分変わってきましたが
樹の枝を拾って振り回してみたりという行動は、相変わらずかもしれません。


グランドでは、サッカーの試合と野球の練習をしていました。

校庭の周囲にランニングコースが整備されて
桜の古木も枝の手入れがされているようです。


ところで、今朝の「こころの時代」では

「桜を守るいのちを伝える」と題して
京都で桜守りをなさりながら、全国の山桜を訪ね歩いて
その保存に取り組んでいらっしゃる佐野藤右衛門さんのお話を伺いました。

桜と人や虫やたくさんの生きものたち…

それぞれが、それぞれの命をまっとうしようと
懸命に生きているのでしょうね。


桜といえば…皆様それぞれの想いや記憶が、おありかと想いますけれど


私自身も、段葛の桜やら「仁和寺の桜」などなど
挙げたら、きりがありません。


今年久しぶりに、京都を訪れた際にも

雲龍院→鴨川→寺町「織田信長のお墓」→相国寺→
仁和寺→妙心寺までの行程を、一人で歩きました。


3月半ばは、梅の盛りでしたけれど…


春の盛りの桜の景色を想い浮かべながら…

あの時、あの方との出会いに想いを馳せて
静かな、ひと時を過ごしました。


『一粒の種』『ひと枝の挿し木』を『見守り』『気にかける』こと

その、本当の意味での強さ厳しさ、暖かさと優しさが

生きものを育み、見守っていくのでしょうね。


自らを振り返ると、身がすくむような
遥か遠いことに想えますけれど

まずは、一歩ずつ一歩ずつ

往っては、返り…登っては、降り…引いては、寄せて…の

繰り返しの中に、生きている事の実感のようなものが
何やら見えてくる…気がいたします。



いよいよ桜の花も綻んで、春風に乗って舞い散る花びらも

遠くまで行きたげです。


その大切な気持ちが

あなたの想いのままに、あなたの目指すところまで


きっときっと、届きますように!!



皆様も、お心の晴れ晴れと伸びやかな


お健やかな佳き一日をお迎えくださいね!!




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