今月10・11・12日に、学芸大学武蔵野キャンパスにて
第18回LD学会が開催されました。
(私自身は、学会というモノ自体は、最初の職場の関係で何度か参加したり
最近になって、前々回の横浜で開かれたLD学会や興味のある学会に
オープン参加したことはありますけれど。
発表をなさったり、シンポジウムの企画をなさった先生方は
それはそれは、大変でいらしたと想います…)
私にとっては、なぜか理由は、よくわかりませんけれど
今回のLD学会は、何とも自由な気持ちで、とても愉しく感じました。
諸般の事情もありましたが
おそらく、私的な興味関心の赴くままに、いくつかのシンポジウムを伺ったり
ポスターの発表を観ることができました。
何より、普段は、お会いしたいと想っていても、なかなかお会い出来ない方々と
お目にかかってお話ができたことが
私にとっての大きな満足感と安心感に、結び付いたのかもしれません。
(振り返ってみたら、興味のあるものがなかったわけではありませんけれど
特別に有名な方のお話しになる
「記念講演や特別講演や教育講演」は、ひとつも聴いていませんでした!)
まずは、タイトル等をご紹介いたしますと…
「準備委員会企画シンポ d. 通常の学級と通級指導教室の連携による支援 」
企 画 : 笹森 洋樹(独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所)
司 会 : 笹森 洋樹(独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所)
話題提供 : 古田島 恵津子(新潟県長岡市立大島小学校)
公文 眞由美(福岡県久留米市立南薫小学校)
渡辺 圭太郎(東京都東大和市立第二中学校)
指定討論 : 柘植 雅義(兵庫教育大学)
廣瀬 由美子(独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所)
「自主シンポ JC-6. 中学校通級指導教室のあり方を考える
-通級指導教室から通常の教育を変える- 」
企画・話題提供者 横浜市教育委員会特別支援教育課 小林靖
司会 横浜市教育委員会特別支援教育相談課 安藤壽子
話題提供者 横浜市立共進中学校通級指導教室 川口信雄
話題提供者 横浜市立鴨志田中学校通級指導教室 近藤幸男
指定討論者 国立特別支援教育総合研究所 笹森洋樹
「自主シンポ JD-1. 通常の学級における学習につまずきのある子どもへの
多層指導モデルMIMの可能性を探る 」
企画・司会 国立特別支援教育総合研究所 海津亜希子
話題提供者 西東京市立谷戸小学校 栗原光世
話題提供者 飯塚市立飯塚小学校 杉本陽子
話題提供者 大田区立こども発達センター 田沼実畝
話題提供者 東京YMCA 平木こゆみ
指定討論者 ニューヨーク認定スクールサイコロジスト バーンズ亀山静子
ポスター発表
「PC-04 特別な支援を必要とする幼児の就学移行支援のあり方-その1-
-保護者や小学校のニーズに基づくサポートファイル作成・活用の取り組みから
- 鳴門教育大学大学院鳴門教育大学 ○福田康 井上とも子 」
「PC-56 広汎性発達障害にみられる算数障害の検討 星槎大学 伊藤一美 」
振り返ってみて、小学校就学前や、小学校から中学校への移行期についての支援と
やはり、小学校における基礎的な学習のつまずきや何らかの障害に
如何に気づき、如何に支援していくか?
また、特別支援教育における通級指導の役割と課題についてや
今後の高校や大学、就労に向けた支援システムの構築などについて
私自身がとても気にかかっていることと
そのあたりの視点を持っていらしゃる方に、存じ上げている方々が
いらしたという偶然が重なったということでしょうか?
残念ながら、お話を伺えなかった興味深いテーマもたくさんありましたが
ほんとうに、たくさんの先生方の熱意あるご指導が
子どもたち一人ひとりの学び方やニーズに即した、
過ごしやすい学校環境の整備につながりますように!願っております。
特に、横浜市の通級指導教室での先端的な取り組みは、とても素晴らしく
人数としては、決して多いとはいえない先生方が、
本当に熱心に指導に当たってくださっています。
これからは、そのお力を、さらに通常学級の先生方にも積極的に広げていただいて
発達障害を持つ子どもたちだけでなく、多くの子どもたちにとっての
豊かな学びと育ちに結び付けていただけたら、ありがたいです。
ところで、メモ書きですけれど…
小学校で通級指導を受けていた子どもの一部は、色々な選択を経て私立中学校に進みます。
公立中学校に入って、そのまま通級指導を受ける子どもと
通常学級のみに在籍する子どもがいますし
逆に中学校になって、何らかの支援が必要になって
初めて通級指導を受ける子どももいます。
さらに、通常学級のみで「気づきと支援あり」または「気づきなく支援なし」
という子どもたちもいると想われますし
「特別支援学級」を選択して、その先の自立生活を目指す子どももいます。
さらに、様々な理由によって「学校には、行かない。」「学校以外の居場所を見つける」
または「学校には行きたい。けれど行けない。」という
子どたちも少なからずいますし、その背景に発達障害を持っているケースも
少なくないでしょう。
何らかの教育的ニーズを持っている子どもたちの手立ても大切ですし
大きな社会の流れの中での、教育や子どもを観る視点も大きな意味を
持っていると想います。
さらに、何らかの学校という場で教育を受ける期間は、案外短くて
その際、「どこで学ぶのか、何を学ぶのか、どんな学び方をするのか」ということだけでなく
いずれ、その先の長い人生をどんな生き方をしていくのか
その中で、自分らしく学び続けて行くことの豊かさに気づいて
子ども自身も、成長する過程で彼らなりに考えるときが来るのでしょう。
その時に、私自身の考えたり、体験してきたことも
私らしい言葉で話してあげられたら良いなぁ…
と、学会でのアレコレを振り返りながら、感慨深く想いました。
第18回LD学会が開催されました。
(私自身は、学会というモノ自体は、最初の職場の関係で何度か参加したり
最近になって、前々回の横浜で開かれたLD学会や興味のある学会に
オープン参加したことはありますけれど。
発表をなさったり、シンポジウムの企画をなさった先生方は
それはそれは、大変でいらしたと想います…)
私にとっては、なぜか理由は、よくわかりませんけれど
今回のLD学会は、何とも自由な気持ちで、とても愉しく感じました。
諸般の事情もありましたが
おそらく、私的な興味関心の赴くままに、いくつかのシンポジウムを伺ったり
ポスターの発表を観ることができました。
何より、普段は、お会いしたいと想っていても、なかなかお会い出来ない方々と
お目にかかってお話ができたことが
私にとっての大きな満足感と安心感に、結び付いたのかもしれません。
(振り返ってみたら、興味のあるものがなかったわけではありませんけれど
特別に有名な方のお話しになる
「記念講演や特別講演や教育講演」は、ひとつも聴いていませんでした!)
まずは、タイトル等をご紹介いたしますと…
「準備委員会企画シンポ d. 通常の学級と通級指導教室の連携による支援 」
企 画 : 笹森 洋樹(独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所)
司 会 : 笹森 洋樹(独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所)
話題提供 : 古田島 恵津子(新潟県長岡市立大島小学校)
公文 眞由美(福岡県久留米市立南薫小学校)
渡辺 圭太郎(東京都東大和市立第二中学校)
指定討論 : 柘植 雅義(兵庫教育大学)
廣瀬 由美子(独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所)
「自主シンポ JC-6. 中学校通級指導教室のあり方を考える
-通級指導教室から通常の教育を変える- 」
企画・話題提供者 横浜市教育委員会特別支援教育課 小林靖
司会 横浜市教育委員会特別支援教育相談課 安藤壽子
話題提供者 横浜市立共進中学校通級指導教室 川口信雄
話題提供者 横浜市立鴨志田中学校通級指導教室 近藤幸男
指定討論者 国立特別支援教育総合研究所 笹森洋樹
「自主シンポ JD-1. 通常の学級における学習につまずきのある子どもへの
多層指導モデルMIMの可能性を探る 」
企画・司会 国立特別支援教育総合研究所 海津亜希子
話題提供者 西東京市立谷戸小学校 栗原光世
話題提供者 飯塚市立飯塚小学校 杉本陽子
話題提供者 大田区立こども発達センター 田沼実畝
話題提供者 東京YMCA 平木こゆみ
指定討論者 ニューヨーク認定スクールサイコロジスト バーンズ亀山静子
ポスター発表
「PC-04 特別な支援を必要とする幼児の就学移行支援のあり方-その1-
-保護者や小学校のニーズに基づくサポートファイル作成・活用の取り組みから
- 鳴門教育大学大学院鳴門教育大学 ○福田康 井上とも子 」
「PC-56 広汎性発達障害にみられる算数障害の検討 星槎大学 伊藤一美 」
振り返ってみて、小学校就学前や、小学校から中学校への移行期についての支援と
やはり、小学校における基礎的な学習のつまずきや何らかの障害に
如何に気づき、如何に支援していくか?
また、特別支援教育における通級指導の役割と課題についてや
今後の高校や大学、就労に向けた支援システムの構築などについて
私自身がとても気にかかっていることと
そのあたりの視点を持っていらしゃる方に、存じ上げている方々が
いらしたという偶然が重なったということでしょうか?
残念ながら、お話を伺えなかった興味深いテーマもたくさんありましたが
ほんとうに、たくさんの先生方の熱意あるご指導が
子どもたち一人ひとりの学び方やニーズに即した、
過ごしやすい学校環境の整備につながりますように!願っております。
特に、横浜市の通級指導教室での先端的な取り組みは、とても素晴らしく
人数としては、決して多いとはいえない先生方が、
本当に熱心に指導に当たってくださっています。
これからは、そのお力を、さらに通常学級の先生方にも積極的に広げていただいて
発達障害を持つ子どもたちだけでなく、多くの子どもたちにとっての
豊かな学びと育ちに結び付けていただけたら、ありがたいです。
ところで、メモ書きですけれど…
小学校で通級指導を受けていた子どもの一部は、色々な選択を経て私立中学校に進みます。
公立中学校に入って、そのまま通級指導を受ける子どもと
通常学級のみに在籍する子どもがいますし
逆に中学校になって、何らかの支援が必要になって
初めて通級指導を受ける子どももいます。
さらに、通常学級のみで「気づきと支援あり」または「気づきなく支援なし」
という子どもたちもいると想われますし
「特別支援学級」を選択して、その先の自立生活を目指す子どももいます。
さらに、様々な理由によって「学校には、行かない。」「学校以外の居場所を見つける」
または「学校には行きたい。けれど行けない。」という
子どたちも少なからずいますし、その背景に発達障害を持っているケースも
少なくないでしょう。
何らかの教育的ニーズを持っている子どもたちの手立ても大切ですし
大きな社会の流れの中での、教育や子どもを観る視点も大きな意味を
持っていると想います。
さらに、何らかの学校という場で教育を受ける期間は、案外短くて
その際、「どこで学ぶのか、何を学ぶのか、どんな学び方をするのか」ということだけでなく
いずれ、その先の長い人生をどんな生き方をしていくのか
その中で、自分らしく学び続けて行くことの豊かさに気づいて
子ども自身も、成長する過程で彼らなりに考えるときが来るのでしょう。
その時に、私自身の考えたり、体験してきたことも
私らしい言葉で話してあげられたら良いなぁ…
と、学会でのアレコレを振り返りながら、感慨深く想いました。