Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

図書館にて…

2009-07-09 16:25:49 | お気に入り
午前中は、色々な方々とお話をして

お昼ご飯を頂く間もなく、20分程遅れてお教室に滑り込みました。

今日の「朗読の講座」は、「桜の森の満開の下」の仕上げです!

原作を借りて、読んでおりましたから
加瀬先生がテキスト用に編集なさるご苦労もよく解ります。

絵コンテを描くように、場面ごとのシーンや映像をイメージするように
読みの演出をなさるとのこと。

いつものことながら、なるほどなぁと頷きつつお話を伺いました。

坂口安吾の語り口も面白く

ラストシーンの『花と虚空の冴えた冷たさにつつまれた』
『ほのあたたかいふくらみ』の余韻がどこかに残っています。


サテ…気になっている本の中の言葉を書き写して

長い間、別れ難かった本たちと、そろそろ一度さよならをいたしましょうか…

* 堀田善衛全集月報より高史明『広場の孤独』を巡って思う」より
  「Commit」についての記述

* 「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」より「3つのC」
  コンプレックス、コンステレーション、コミットメント

静かで深いコミットメントということがわかると…
自分の全存在をコミットさせることを学ぶ…

* J-Pシャンジュー/P・リクール著「脳と心」より

「人間の声」が奏でる対話が、
科学と倫理をめぐる観念的討議を尽くすことはけっしてないだろう。

* 合田正人著「サルトル『むかつき』ニートという冒険」より

「むかつき」は「私」の輪郭の揺らぎそのものだ。それは「私」と「私ならざるもの」との出会いの界面の複雑さであり、その決定不能な震えなんだ。…

  最後にスピノザの「私は人間の諸行動を笑わず、嘆かず、呪うこともせずにただ理解することにひたすら努めた」との賢者の言葉が銘記されていました。



そろそろ、新しく気になった本をお借りしてから…

いつもの日常に戻りましょう…




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