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日常と日記
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父の七回忌

2021-09-13 | 日常
父の七回忌でした

最初はお寺に行ってお経をあげてもらうと母が決めていたのですが
なんか直前になって
「やっぱり家にお坊さんを呼んでお父さんにお経をあげてもらいたい」
と母が言ったのでそうしました

今日来られたお坊さんはとても優しそうな若い方で声も品も良くて大満足です
小一時間たっぷりしっかりと父のためにお経を唱えてくださいました

お迎えして久しぶりに正座をすることになり、座布団に膝を恐る恐る落としていたら
「正座はしなくていいですよ、足を崩して楽な態勢でどうぞ。
実は仏教の聖典に『正座をしなければなりません』なんてことは一切書いてないんですよ」
とほほ笑んでおっしゃりました
「仏さまを敬い、あの世で修業をなされている方を思う気持ちだけが大事なんです、あ、修行と言っても全然辛いものではなくて、あの世ではきれいな池のそばでのんびり座っていると美しい声の鳥がやってきて朝と夕方にお経を読んでくれるのでそれを気持ちよく聞いてのんびりと穏やかな心になる、それが修行なんです、いいでしょう?」

こんなお坊様でした。おかげで一時間のお経の間足がしびれたりいろんなところが痛くなったりすることもなく楽に座ってられました

お経のあとの説話も優しくていいものでした
母は涙ぐんでいます

父は活動的な人だったので、鳥の声聞いてのんびりしながらもなんかやりたくてうずうずしてるのではないかと私は思ったりしてた



父の大きな法要は今回ので終える予定です
十三回忌はさすがにもう絶対無理だと思うので

いつも頼むところの仕出し


これで一人前、食べきれないと思ったのですが
なんかぺろっと食べてしまったわ
すごく美味しいお店です
米も卵も産地から何から全部こだわってるそうで確かにほんとに美味しいです
配達の方も感じよくて親切でうちの家族はここのお店をずっとひいきにしていました

自宅での法要がなくなると仕出しを頼むこともなくなるのかなー、と、ふと残念な気持ちになってしまったので、
「次のお正月のおせちはここで頼もうか」
と今日母に提案してみました
多分そうなると思います

父はあちらで修業しながら母を待っているのかな
「まだまだ待っててもらう」と母は言ってます