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日常と日記
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植木屋さん

2022-07-14 | 日常
実家の庭に毎年来てくれる植木屋さん
「もうおっちゃん75越えたから腰がえらいんやわ」
と言いながら高い木の枝も綺麗に剪定してくれます

毎年五月くらいに来てくれるんだけど今年は時期になっても
向こうさんから全然連絡なくて
どうしたのかな、伺いがないな、と心配していました
腕の良い丁寧な仕事をしてくれる庭師さんは今とても少なくなっています
後継者も不足しているみたい
良い職人さんというものが幻の存在になるのも時間の問題かも
若い人たちはとにかくYouTuberになりたがるしw

そしてこの世界、「職人さんのスケジュールが最優先」→「××さんちの庭、そろそろ行きましょか」と言ってきてくれるのを待ちます
庭師さんは庭と紐づいてるのです
実家を買って庭を造るときに一から何もかもしてくれた
信頼しきっている職人さんなので
替えられないというか替える気はない
母はここのところずっと心配していて、
新しいひとを探さねばならないのではないか、
と私にインターネットでいい人を探してくれないかなどと言い出していました。

いや、いい職人さんなんて素人の私にネットでは探せませんって!!
だってサイトやらくらしのマーケットなんていいことしか書いてないんだから!! 
それに 木一本三万円とかの結構アバウトな値段設定だよ、そんなのへたしたらとんでもないことになるよ破産するよ!!
それに家の庭に入ってもらうのよ。気の置けない人でないと不安だよ!!

できたらその庭師さんにこちらから連絡して、
「都合が悪くなっているならそちらさまからどなたか良い方を紹介してくれませんか」
と丁寧に頼むのが一番いいのではないか、と母と喧々囂々してたら庭師さんから連絡が来ました。よかったーーーー
そういえば去年は母が四月五月六月ずーっと入院していて、私も弟も失念してしまって庭の手入れに来てもらうのが遅れ七月にずれ込んだのだった
で一年たったのが今なのだった!! てへ
ずらしてもらったのはこちらじゃん
ずーっと長年五月だったから当然今年もそうだと思い込んでたわ!! てへ。


雨の合間を縫って三日間きっちり綺麗な庭になりました
見事なものです。

母が北極のアイスキャンデーを渡したらおじさん「あー北極、なつかしーな、」とめっちゃ喜んでくれたそうです。
縁側で自分の作品ともいえる庭を見回しながら嬉しそうに食べてらっしゃったとか
いつものお茶とお菓子より受けがよかったらしく
やっぱ大阪のおっちゃんはアイスキャンデーとミックスジュースにはデレるのな、と再確認したのでした

それにしても庭ってお金かかる
マンション暮らしの弟なんかは虫も出るし枯葉もすごいし庭なんかほんまいらんわ、と言っている
一軒家だけど庭のない、がちがちにシンプルな箱みたいな鉄筋に住む私もそう思う
この庭師さんが引退したら実家、どうしたらいいのかな。困ったなあ