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日常と日記
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あのときの先生、ほんとはどうだったんですか?

2018-04-03 | 日常

# クラシカロイド 最後ちょっと出てくるから!



またシェークスピアの話なんだけど
私大学の教養課程で米英児童文学ってのを一応とってたんだけどもうその講義がつまんなくてつまんなくて
英文学は好きなのになんでこんなつまんないんだろうと思ってたんですよね
だからその教授のことも(ハイミスでいつもむすっとしてて)正直あんまり好きではなくて
あーコマ取り失敗したな、って思ってて授業中は寝たりしてて。

そんなだからもちろんテストとかもろくに答えなんか書けやしないんですよ
その頃はもう大学やめることばっかり考えてて、バイトと同人活動にのめってました。
それでテストには書けることもないから裏一面に講義でやってなんとなく覚えてたシェークスピアの
「テンペスト(あらし)」について適当に馬鹿なことを書き綴ったんです

「エアリアルがプロスペローにあそこまで尽くす意味がわからなかったんだけどよくよく考えて一つの推論が出た。
それは愛に他ならない。エアリアルはプロスペローを愛してたんです!!」みたいなことを。

完全に馬鹿です。今考えてもほんとばかです。
しかも私プロスペローとエアリアルに萌えなんか全然なかったんですよ。
じじいと精霊に萌える事等今も昔もありえない

当然それは教授に対するしょーもない悪戯だったんです
エアリアルはすごい美少年だと思うとか、そんなこと書いた記憶ある。
書いてるうちにどんどん楽しくなってもうほとばしるように、徹底的に、あほなことを書いたんですね
回答できないから暇だし。



当時はBLという単語もなく、やおいは「やまなしおちなしいみなし」という意味で使われていたという黎明期です。
C翼の前ですよ。
当然腐女子なんて一族もばらばらに隠れ住んでいた時代です。
私はもう大学はやめるつもりだったので、怒られてもいいやと思ってたんですが
数日後、その答案が返されたとき、教授が「点数は上げられないけど面白かったよ」って私に言ったんです。
先生の目が細くなってて目尻に皺がいくつもよっていて、あ、笑ってはる、って思った記憶があります。
すごく優しそう。


反省しました。怒られるより怖かったです。こんないい先生をからかおうとした自分の浅はかさが嫌になりました。
それともしかして先生、私たちと同じ一族?ともちょっと思った。

その後真面目に授業受けるようになったかと言うとそうではなく、私はやっぱり三回生になると同時に休学して
一年間授業料だけは払ったんだけど、大学は結局やめてしまいました。
先生になるための学校だったのですが、私が先生になんかなっちゃいけません。今でも強くそう思ってます。
けど「面白かった」って言っていただいたのは冗談にせよ軽口にせよとても嬉しかったです。




昨日の続き




こんな酷いのに、みんな大好きハムレット。私もだ。何故だ。

あ、テンペストとベートーヴェンはすこーし関係ありますね、うふ。





生きるべきか死ぬべきか それが問題なんですか

2018-04-01 | クラシカロイド

# クラシカロイド

モツ≒ロミオを描いておいてベト≒ハムレットを書かないのも気持ちわるいので描いておきます
シェークスピアとクラシックの親和性、とかまあそれは言い訳です


生きるべきか、死ぬべきか。それが問題だ


クラシカロイド本編でもときどきベトがなんか物々しいことを
喋り続けるスケッチが混入されてましたね
戸棚の中でぶつぶつ初恋がどうのとか、最終回でも運命についてかっこいい台詞を長々と呟いてました

やっぱりハムレットっぽいと思います。
こいつほんとにずっと小難しいことというか、自問自答みたいな台詞喋り続けてますからね
キャラの味付けの参考にしてるんじゃないだろうかと考察していますが、うがちすぎかな



暴虐な運命の矢弾を
心で受けてじっと耐え忍ぶのがよいのか
それとも敢然と立ち上がり
寄せ来る苦難を跳ね除けて終わらせるべきなのか? 
死ぬことは眠ること
それ以上ではない 
眠ってしまえば
心の痛みも
肉体に付きまとう苦しみも
終わらせることができるのだ


とかこういうことを延々と何ページも喋るハムレット。
そりゃオフィーリアも狂いますわ。
いきなりかつて愛していたお前だが今は別に、とか
おまえと子供作っても変なのできそうだし、とか
尼寺へ行けとか
「なんなん、こいつ。引くわー」って思わないで真面目に悩んで苦しんじゃうオフィーリアが気の毒で可哀想。

そのくせハムのやろうってばオフィーリアの墓地では、「世界一こいつ愛してたのは俺だから、四万人の兄弟より俺だから」、みたいなことほざくし。嘆き悲しんでた兄様レアティーズもそら怒るってばよ「どの口が言うか」って

シェークスピアの作品に出てくる女の中でも罪のなさや「小賢しさのなさ」では一番のオフィーリア。
とにかく狂い方死に方とかが美しいし、なんかエロいしで古今東西の画家とか芸術家もこぞって題材にしたがるほどの大人気だけど、
やっぱハムレットがあまりにつれなくておかしすぎて、より一層不憫萌えするんじゃないですかね


まあシュー君はパイセンに「尼寺へ行け」なんて言われたらとってもとっても哀しくて絶望して死ぬでしょう。
いやーーーかわいそーーーーー。でもどうせなら綺麗に死んでーーー。「まかせろ」か!!

ハムレットはうじうじ悩んで結局一番憎いであろう不貞のママのことはぐちぐち文句言うだけで殺せないで、
「あ、間違えた。けどしゃーないやん俺悩んでるねんし!!」
言うていろんな人殺しちゃったりする困った男だと思います。正直。美男だから世界中に許されてるんだといいたい。
オフィーリアのお父さんなんか別に悪い人じゃないのに、むしろいい人なのに「あ、間違えた、ネズミかと思うた」ですむかばか者

けど面白いんだからもう、ほんと困るわ、シェークスピア先生。萌えいっぱいよ。さすがです。



ちょっと酔っ払ってるので何かいてんのか自分でもわかりにくい、明日見て赤面しそう
まあいいや。ビール美味しいです。
ビールおいしいですーーー