明日も天気(続 同行三人歩きお遍路)  

お遍路を終えて一区切りがつきました。
これからは亡き妻に「元気です」と報告できるように
明日も天気になって欲しいです

遍路ころがし

2018-02-05 15:35:42 | 日記

歩き遍路の難所の一つの「遍路ころがし」のスタートです。

昨夜の宿の旅館吉野にておにぎりをもらい出てのが7時30時です。
最初の1時間くらいは雪がありませんが、きつい登りが続きます。
途中から雪道となり、風が強く手が凍えます。

左右内の一本杉

休憩してお茶を飲もうとしたら、旅館で入れてもらった、ペットボトルのお茶が凍ってました。温度計はマイナス3度でした。
登りもきつく5分歩いて3分休むの繰り返しです。
一年で一番厳しい時期、それも数年に一度の寒気到来の中、何故こんな苦しいことをしてるんだと
後悔しながら登ります。
でも昔のお遍路さんは、防寒服もないまま、宿も充分でない中、登ったことを思えば、恵まれてと気をとりなおして、登りました。
6時間30分かかり焼山寺に着来ました。
苦しんだだけやり遂げた満足感で一杯です。


焼山寺の前

昨夜 同宿だったお遍路が男性2人いました。
一人は62歳でもう5回目だそうです。
もう一人は25歳の若い人です。仕事を辞めてお遍路に来たさうで、次の仕事までの2月間にてお遍路するそうです。
私を入れて3人が山奥のお寺にしかおらず、厳粛な気持ちです。
妻の遺影に感謝して、大師堂の前で般若心経を唱えました。
14年前からの3月に始めて来た時は、大勢の人でごった返したました。
その時に比べれば一人でこの神聖なな霊場に浸れることに、苦しんだことが消えました。

今日の宿は三井林業の保養荘だったそうです。
冬季は閉鎖していて、今日からオープンした宿です。私はもっと早く来たかったのですが、
この宿から先は相当遠いので、そのオープンに合わせて日程を組みました。
広い宿ですが、お客は我々3人だけのせいか寒いです。室内も暖房してますが、寒いです。

一つの山を越えられましたので、明日かはのんびりと行きます。