医王山 薬王寺
宿を出発する頃は小雨でした。
途中から本降りになりカッパを着ました
今回の遍路用に山用品で買った物なので、
それを試すにいい機会と思ってました。
でもだんだんと雨脚が強くなってきました
道路の轍に雨が溜まってきて、車の飛散がかかります。
大体の車はスピードを落としたり轍を避けてくれるが、中にはわざとやってるような車もあり
頭からずぶ濡れです。
この野郎と言いたくる時もありますが
これも修行と思いながらも、グッと我慢しました。
医王寺は雨の中で参拝するが、カッパを脱いで
お灯明に火を付けお線香をあげるのも
この雨の中ではいつもの倍以上の時間がかります
なんとか参拝を済まして近くのコンビニで
早い昼食にしました。
手袋はぐしゃぐしゃなので、ゴム付き手袋を
買いました。
最近のコンビニは軽食用のスタンドがあり
濡れたカッパなどを置いて休憩するのに助かります。
リュックにポンチョを被せて対策をして出発する
雨は益々強くなり、車はライトを点灯して走るほどです。
靴も水に濡れて靴下が絞れるほどグジョグジョです。
ポンチョの隙間から雨が入っているようで
地図を入れたサイドバックが心配だが、
まだ宿までは8kぐらい、あと二時間ぐらいかかりそうです。
歩き始めて二時間ぐらい経ったので、休憩をしたいがこの大雨では、雨宿りするとこありません。
歩くしかないと、気持ちを振るい立たせて歩いていたら、車が止まってくれて、宿までは送ると言ってたくれました。
見ると50から60ぐらいの女性の方が、車のドアを開けて、上から下まで濡れてる私に声をかけてくれました。
手を合わせ拝みたくなるような気持ちでした。
宿までは送って頂きましたので、
せめてお名前だけでもお聞きして
お寺にてお経を唱えてお礼を言わしてくださいと
お願いしたら、笑いながら断られたました。
宿に着いて濡れた物を乾そうと、サイドバックを明けたら地図が濡れてしまってました。
ビニールに包んでおいたので、大丈夫と思ったのですが、充分でなかったようです。
あのまま歩いていたら、地図は濡れてしまい、使用不可能だったでしょう。
お遍路地図は、道路の詳細だけでなく、宿の電話番号も書いてあり歩き遍路には必需品です。
これが駄目だったらと思うと本当に助かりました。
亡き妻が助けてくれたのかもしれません。
本当に感謝です。
今日の反省ですが、雨だからと言って無理せず
強行しないことです。
バスなどの公共期間を使い安全な方策をとることも必要と反省しました。
地図を濡らさないような対策が必要です。