神27番 神峰寺(こうみねじ)
金剛頂寺を出発して、土佐湾の冷たい風を受けて25k歩き安田町に着きました。
それから神峰寺への450mの登りはきつかったです。
この寺は、真っ縦(まったて)と呼ばれる急な山道を登った山上にあり、「土佐の関所」また「遍路ころがし」と呼ばれる四国八十八箇所屈指の難所として知らているそうです。
寺から登って450m下に土佐湾が見えます。
昨夜の宿は歩きお遍路が3人と同宿でした。
夕食は一緒でお遍路談義で盛り上がりました。
大阪の74歳の二人です。
お遍路を10年前から始められて、もう8回ぐらい回ってられるそうです。
お遍路の支度も貫禄があります。地下足袋、傘も
お坊さんが被ってる網代傘で、金剛杖も我々のようなものでなく錫杖です。
歩く距離も毎日 40k歩くそうです。
お遍路のことを良く知っていて、宿のことや
作法など色々なことを教えてもらいました。
もう一人の人は兵庫の人で65歳の人です。
その人は、全ての寺を回るのでなく、好きな寺を
いろいろな道を変えて回るのだそうです。
また四国八十八箇所以外に、四国には別格と呼ばれてるお寺があります。
このお寺はハ十八箇所に比べると、山の中にあるので遍路する者は桁違いに少く静寂だそうです。
このようなお寺に10日ぐらいかけて回るのだそうです。
お遍路のプロのような人です。
このような人たちのはなしを聞いてると
お遍路が奥が深いことを知りました。