バーニーズ物語☆エリン舎

バーニーズブリーダーとして、今年の8月で27年。
健康でバランスのとれたバーニーズを世の中に

5月11日(木)

2006年05月11日 23時28分40秒 | 日々のわんこ

考えられないことが起こった。テイが外に行って排泄している間にナナが産室に入り、昨日生まれた三男を噛んだのだ。

産室に他の子が入らないように必ず閉めた確認をしていたドアがどうして開いたのか?どうやってナナが産室に入ったのか?確認してもわからなかった。
まるでワープして入ってしまったとしか思えないと言う。

病院に連れて行く間、う~う~うと苦しそうに呻いている。胸に小さな針のような穴があった。この子の苦しみを私の体に与えて、この子を苦しまないようにして欲しいと祈った。何度も何度もごめんねと言った。
病院に着いた。「どんな障害が残っても良いので、助けてください」と待合室にたくさんの患者さんがいるのに叫んでしまった。
館澤先生は、「わかりました。最善を尽くします。」と言ってくださった。
助かる可能性があるので、一旦犬舎に戻るようにという指示を頂いた。
足が宙に浮いていて何を言われているかわからないー。何も考えられず犬舎に帰ってきた。「胸にあいた穴が肺に達していて、気胸を起こしています。難しい状態なので、すぐ来てください」という館澤先生から連絡が入る。
急いで病院に向かった。動物は同じ種類の者は殺さないはずなのに・・・殺そうと思ったのではない。きっとおもちゃだと思ったのかもしれない。いろいろな考えが頭の中をグルグルと巡った。
途中で三男が虹の橋に渡った事を聞いた。たった1日の命だった。



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