Whole Dog Journal について、お問い合わせをたくさん頂いている。
Whole Dog Journal との出会いは、バーニーズのことを勉強するためにアメリカに住んでいたときにふらっと寄った書店に薄い創刊号が、まるでクーポン雑誌のように重ねて置いてあって、フリーの雑誌だと思ってそのまま持って帰ろうとして、レジの人に“Don't steal ! You're a thief !”と叫ばれたのが最初だ。
無料の雑誌だと思ったことを話し、内容も見ていないので買う気持ちもなかったが、まだ社会保障もない期間だったので、買う気持ちのあることを伝えお金を払った。
とても薄い貧相な雑誌なのにものすごく高かったので、自分の浅はかさを嘆いた。
しかし、暇になった時に読んでみると教えていただいている犬舎で、よくわからない毎日のように出てくる専門用語の単語が、いくつも出ていて、内容より単語を覚えるのに役に立った。
そのうち内容が優れていることに気がついて、盗んだと思われた書店で毎月買うことにした。
どろぼうと言った人は、そこの最高責任者でたまたまその時はアルバイトの子が休んでしまい、2時間くらいレジにいたらしい。Whole Dog Journal は、その人の友人が作った雑誌で他の書店には並んでいないこともわかった。
何回か買っているうち最高責任者と仲良くなり、名前を聞かれた。
“I am a thief.”と答え、はじめて英語で冗談を言え笑った記念の雑誌である。
(いろいろな人と会話をするたび、英語で冗談を言いたかったが、ずっと言えないでいた。)
創刊号より現在は、専門用語も少なくなり、読みやすくなったと思う。
日本に帰ってきてもその書店からずっと送ってもらっている。
クリスマスカードまで丁寧に送ってくださる。
人のご縁はとても不思議だ。
何冊かまとめて送ってくださるように連絡をしてみたが、まだ連絡が来ていない。
1冊を3冊送るーーーとても簡単な作業だが、これがなかなかできない。
違う会社だが、アメリカバーニーズグッツを注文しても注文どおりに来た事が1度もない。12月にはいると特にそれは著明になり、忘れた頃に内容がほとんど違う荷物が届く。
商品のパッケージのひどさにもいつも閉口してしまう。日本ならボロボロになったパッケージの物は、何割引きかになるのに絶対ならない。中身がよければパッケージは気にならないのだ。
日本人向けのスーパーがあるところはいいが、その頃は、ないところに住んでいたので、ボロボロになったパッケージのシリアル、割れた卵や萎びた野菜も同じ金額で売っていた。
3年前に再度アメリカに住んだ時は、少しは変わっていたが、同じように壊れたパッケージはいくつもあった。
Whole Dog Journal にご興味のある方、ご注文頂いた方、いつになるかわかりませんが、いつかは来ると思います。来たら毎月来ると思います。アメリカ気質をご理解頂き気長にお待ちください。