のち
今日は1月23日に生まれたロン君が、『甘噛み』がひどいため里帰りをしてくれた。
ロン君は頭が大変よく私たちの前では、1度も『甘噛み』をしなかった。
そこでしつけを入れるために『制御』を行った。嫌がって暴れるが「No!」と言うと簡単に大人しくなった。
初めてバーニーズと暮らすと『叱り方』を考えてしまう。
子供を叱るように説得をしてしまったり、強い言葉をやめるまで繰り返してしまうと飼い主様たちはおっしゃる。
長く叱ったり説得したりすると彼らには、通じず、お互いに混乱してしまう。
私たちが般若の顔になってNo!と言う叱り方の短さを見て「えっ!そんなに短く叱って、どうしてすぐ言うことを聞くのですか?やはり育てているから覚えているのですか?」と聞かれる。
また彼らの首の辺りを軽く締め押さえるのだが、「キャァーそんなに強く叱るのですか?」とよく驚かれる。
行っている動作は短いし効き目があるが、叱り方ではない。
おとなしくなったり、言ったことが通じた瞬間に優しい顔をして多いに褒めている。
間違ったことをすると瞬間に怒られ、改めると瞬間に褒められることで何が悪いことで何が良いことが覚えていく。
褒める行為が彼らにとって心地よいと感じるから言う事を聞いている。
しつけ教室に行ってしつけの上手な先生やアメリカの方が、しつけをしているお顔を見ていて欲しいと思う。
まるで百面相のように怒った顔をしたと思ったらすぐに笑った顔になる。強い低いトーンの声で怒ったと思ったら次の瞬間、甲高い声で大いに褒めている。まるで落語を鑑賞している気分になる。この落差でわんこたちはいろいろなことを覚える。
まねをしてみると最初はちょっと照れくさくい。
褒めることが上手な飼い主様のわんこたちは、聞き分けが大変良いと思う。
ロン君のパパ、ママは、張りのある力強い高音で褒めるには最適な声を持っていらっしゃる。その声で短く叱り、大いに褒めてあげれば再度『甘噛み』をしなくなるのではないかーとお話した。
ロン君の目はキラキラと輝いていて、家族を大変信頼しているのが分かる。
小学校のお兄ちゃんに抱かれている時も安心しきっている。
真剣に制御を行っているロン君ご家族に頭が下がる思いがした。
しつけはおすわり、お手ができることではないと考えている。
家族の言っている悪いこと、良いことが通じれば、しつけはいつでもできると思う。
制御がちゃんとできるようになって開放されたロン君は、エルフと『ガァ~ガァ~』言いながら遊んで、グチャグチャに濡れてしまった。
ロン君ママが「ロンはエルフちゃんにやるように私にやります。」と言った。
そうかぁ~ロン君はもしかしたら上下関係が分かっていず、ママを遊び友達と思っていたかもしれないと思った。
確かにママはとてもかわいらしい方である。今回の制御でわかったかもしれないね。