処感

日々、想うままに綴る言の葉の置き場
My dear Life!

*「梟も御玉杓子も花も愛情もともに棲まわせてわれの女よ」

2005-02-25 21:24:21 | エッセイ
↑タイトルは中城ふみ子さんという歌人の一首。

(大意)
私の中には 梟やおたまじゃくしのような得体の知れないものから、
花を賞でたり、優しく愛情豊かな面まで、さまざまなものが含まれていて、
それで自分という一人の女が成り立っている

自分のなかには善悪、正邪、白黒、さまざまなものが潜んでいて、
表に出るのはその氷山の一角に過ぎない。

この歌を目にした時、「あら...私のことだわ!」と想った女性が多いと
想像するに難くない。

人の中には魑魅魍魎、百鬼夜行的な部分が誰にでも潜在的にあるような気がする。
特に女性には多いかもと想うのは私なりの勝手な印象(笑)である。
なぜなら、私自身もまさにそのとおりで、一皮剥けば 
表にでてこない感情が渦をまき、自分でも治めきれてない部分があることに
やりきれなさを感じつつ苦笑しているのである。

しかし、しかしそうであるにもかかわらず...。
「秘すれば花」に篭められているような、「美への追求」は常に求めつづけたいと思うし
「ゲーテ格言集」の序に代えてで「人間のあやまちこそ人間をほんとうに愛すべきものにする」
と述べられているように、矛盾を包括した存在としての人間を丸ごと愛せるような人に
成長できるように日々、努力したいと想ふのである。








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2 コメント

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あら、私のことだわ(笑) (momo*)
2005-02-27 02:15:14
こんばんは。



私の中には、鬼もいれば蛇もおりまして、魑魅魍魎が跋扈しております。(笑)

まだ見ぬ自分も沢山潜んでいるでしょう。

常に新しい自分とのめぐり合い、ですね。



触発されて出て来るものが、出来れば魑魅魍魎ではなくて、聖母のような天使のような(ありえない?・笑)



>矛盾を包括した存在としての人間を丸ごと愛せるような人に



ほんとうに。 

 ↑太字で書きたいくらい。

深~くうなずいてしまいました。
返信する
ふふ…。 (eruze)
2005-02-27 05:21:46
ひっそりとこんなお時間にいらして下さっていたのですね…いらっしゃいませ、momo*さん。



嬉しい共感をありがとうございます。

なんだか自然と ふふ と微笑みが浮かびました。

そうなのですよね、自分の中にはまだ出逢っても

いない自分が知らなかった自分がまだ潜んでいるの

かもしれないんですよね。



触発され誘発されて現れ出てくる者が果たして

鬼か天使か蛇なのか…誰にも予測できないから

人って面白いなとやはり感じます。

できるならなるべく人様に迷惑が掛からない

穏やかで温かい性質の部分で接せられればいいなと

希望するのは、はい…ダメ! (T∇T )( T∇T) ダメ!

なところばっかりのσ(^^) わ・た・しです。
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