サッカーの教え方の本質
スペインのレアルマドリーの育成コーチのナチョが日本に来たときにアシスタントをやることになったんだけど、2対1(オフェンス2:ディフェンス1)でディフェンスの後ろの線まで渡るという練習。ドリブルでもパスでもなんでもあり。小さい子は2対1のメリットの活かし方がわからないからドリブルで勝負しようとする。そこでドリブルもいいけどパスもあるよということを伝えてくれってナチョは指導者たちに言ったの。
スペインの子たちと日本の子たちの違い 指導者の違い
日本の指導者にそれ言ってやってもらったの、そしたら日本の子は言われたとおりパスだすの、そんな光景をみてナチョはこう言ったの。
スペインの子に「パスもあるよ」って言うとパスを出さないで抜こうとする。いまパスあるよって言ったよねと子供達に言うと、「だってそれディフェンスも聞いてるじゃん。パス出すと思ってるじゃん」って言う。
サッカーの本質を指導者が理解した上で、子供に練習の意図をしっかり伝えているから子供も練習の意図が感覚的に理解できないような練習は「嫌だ。そんな練習意味ない。つまらない。」とハッキリ言うんだって。これが文化の違いだよね。