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映画評『プラダを着た悪魔』

2020-05-19 16:00:14 | 映画評


コロナでステイ・ホーム、家族が観たいと言ったので、観た映画。つい15年前の映画ですが、もはや古典のような扱いの有名映画ですね。

この映画は、上演当時に観ました。そして、今、もう一度見て、気づいたのは、いかに、この映画がいろんな映画、テレビ・ドラマに影響を与えたか。ほとんど、この映画のパクリみたいな設定の映画、ドラマをいくらでも挙げられます。

その中で、この映画が特別なのは、メリル・ストリープが演じるミランダの、強烈すぎるキャラクターです。強烈なキャリア・ウーマンはいろんな作品に出てきますが、弱点や人間らしさもあるけど、まわりに支えられながらなんとか克服していくキャラが多いです。このミランダは、弱点も人間らしさもすべて忘れて仕事へのコミットメントとプライドが一番人生にとって大切だという信念のもとに生きるキャラ。やっぱり本家は桁違いだな、と感じました。

主人公はもともとファッション業界を目指していたわけではないけど、業界の中でミランダとの仕事にのめりこんで、大学時代の大切な人のことを忘れていく。大切な人とのすれ違いになることは、現実でも起こること。観ていて、つらくなりました。

パトリシア・フィールドが手がけたハイブランドのスタイリングは、私はあまり興味なしですが、『プラダ』がタイトルに入りファンっション紙を舞台にした映画にを華やかに飾っています。

やはり名作にはわけがあるんだな。久しぶりに見て思えた映画です。
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ローレン・ワイズバーガーの同名のベストセラー小説を映画化した、ハートウォーミングな女性映画。ゴージャスなファッション業界誌の舞台裏をコミカルにみせる。カリスマ編集長を貫禄たっぷりに演じたのは『クライシス・オブ・アメリカ』のメリル・ストリープ。助手役の『ブロークバック・マウンテン』のアン・ハサウェイと大物女優のやり取りもスリリングだ。続々と登場する一流ブランドのファッションや着こなしも必見。シネマトゥデイ


映画評『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』

2020-05-19 15:46:08 | 映画評


子供の視点で、現在のアメリカの社会問題、貧困問題を描いた映画。

資本主義の光と闇。闇の中で生活する親子。でも、そこに暗さは、全くないです。

やりたい放題の娘と、まったく仕事をせず詐欺とか違法なことばかりする母親。それでも、いつも笑顔で踊ったり歌ったりしている親子。
お互いのことが大好きな母娘。

めちゃくちゃやっている二人ですが、最後に、いくら詐欺をしていても、お金が無いので暮らしていけないという現実が。そこからの、親子の表情、行動が感動です。何かドラマチックなことが起きるわけではない。でも、親子仲良く笑顔でいること、それが魔法なんだな、と思える映画でした。

それにしても、こんな生活している人が少なからずいるんだな。かわいそう、とかそういうのではなくて、それが現実なんだな、と思い知りました。

言葉が汚すぎて、英語のリスニングの教材にはおすすめできません。
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全編iPhoneで撮影した『タンジェリン』などのショーン・ベイカーが監督・脚本を務めた人間ドラマ。フロリダで貧しい生活をしている母娘と二人を取り巻く人々の日常を、6歳の少女の視点から描く。主人公を子役のブルックリン・キンバリー・プリンスが演じ、母親役にベイカー監督がインスタグラムで発掘したブリア・ヴィネイトを抜てき。モーテルの管理人を演じたウィレム・デフォーは、第90回アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。シネマトゥデイ