だんだん「あー笑った」という印象しか残っていない前頭葉を刺激し、ふり絞りつつ。
記憶曲線ってやっぱり学説通りだわ。
今宵は「夜のハーモニードラマ」について。
これ、前編と後編、2回はさまったんですが、いずれも
「Right on, Babe」と「残照」と、今回私がものすごく聴きたかった曲の直後。
なんだかもう曲の力の前に、ふわふわとうるうるとしていたのに、余韻を許さないというか
容赦なく前に進むというか、現実に引き戻されるというか(笑)
キメ曲(私的にはね)の後にこのショートコント(と言い切ってみる)をやっちゃうのが
カッコつけたあとのおちゃらけっぽくてね。らしいなー、なんてしみじみ。
★夜のハーモニードラマ 「オレ達、ハモリ倶楽部」前編
暗転。はもりましょーう♪と脱力した感じのアヤシイ歌が流れる。
せかいのためにー♪はもりはもられつみつまれー♪と聴こえてきちゃったものだから
もうこの上なく、くだらなく真面目にやっちゃうその姿勢に拍手。
これ、パンフに楽譜と歌詞がちゃんと載っています。
やっぱりタモさんといいともとタモリ倶楽部へのオマージュだよなぁ。
ほのかな薄闇の中、センターでラジオ体操的ストレッチをする人影はヤス、黒ぽん。
北山さんは、メリーゴーランドの台を使って屈伸とかしていたかな。
この準備中も、スクリーンには大写しになります。
「うた魂♪」っぽくというか、NHK合唱コンクールの女子高の皆さんが合宿中に
いい表情で歌うための練習として手鏡を使って自分の顔をみながら、身体の力を抜いて
歌う練習をしていましたが、それを黒ぽんが律儀に、殊更女子っぽくそのマネを。
膝を軽く屈伸しながら、顔の前に鏡があるフリで口をタテに大きく動かすその姿が
どーんとスクリーン映った瞬間、何かもう笑い崩れました。
曲の終わりとともに、照明オン。
ステージ向かって、酒・村・安・北・黒。
「おいっす!」開口一番、酒井さん。続いて4人も「おいっす!」
ハモってない!と速攻でダメ出し酒井さん(笑)
おいっすー( ̄  ̄-)
もういっちょ、おいっすー(_ ̄-)、と、挨拶にまでハーモニーつけた勢いで
「あいしてる~♪」「whoo~♪」
…酒井さんの「愛してる~♪」に否応なく、ひゃあひゃあする。
そんな前説?が一通り済んだところで、おもむろに堅く語り始める酒井さん。
我々はハモリ倶楽部の中でも選りすぐりのエリート集団である、と。
日夜、ハモリで世の中をちょっとだけいい感じにするため努力しているとかなんとか。
「私が会員番号6番、部長の」と、流暢にとうとうと話す酒井さんに、
なるほど酒井さんがリーダーかー、それよりなんで6番よ、とわずかな時間に思ってたら
ざざざっと、
「♪ヤマダダイサクだっ」
なんでヤマダ!なんで全員でハモリ!
我々はハモリ倶楽部の活動において仮の名前を用いる、とのこと(笑)
いやー、思ってもみないところでぶっ飛んだ。左脳活性。
それぞれ自己紹介。名前は全員でハモリます。
村「会員番号7番、♪ミノダシンキチです」
安「会員番号8番、♪フカミアキラです」
北「会員番号10番、♪ヨシカワサダハルです」
黒「会員番号13番、♪ハラケンジです」
番号がなんか微妙に飛んでいたような覚えがあるんだけど、この番号かは定かではなし。
黒ぽんが「ハラ・ケンジ・です!」とボクササイズみたいに、パンチを繰り出しながら
ハモっていたのは覚えているなぁ。
漢字はわからないけど(今回もドキュメントブックあるなら、詳細希望)
私のイメージでは、山田大作、美濃田晋吉、深海章、吉川貞治、原賢治って感じかなー
それにしてもどこからこの名前がついたんだ(笑)
作曲家と巨人軍を彷彿とさせるぜ。
ヤマダさんの「今週のハモリ活動を報告してくれ」の一言に早速手をあげた人。
「フカミ!」
その指名に、会場から違和感というか「ヤスなのに~」みたいな爆笑が起きつつ。
「先日友人と行ったカラオケで、隣の部屋から、どう考えてもハモるべき場所で
ハモらない歌が聴こえてきて、無性に腹が立ち、その部屋まで行ってハモってやりました!」
この「ハモってやりました!」が、なんともしてやったり悪そうな顔で得意気。
よくやった!とその乱入が褒め称えられる中、ちなみに何の曲だったの?の問いに
「あみんの『待つわ』です!」と悔しそうに言い捨てるフカミ(笑)
部員達からは「信じられない!」「この曲でハモらないなんて!」
「どういう神経してるんだ!」とヨシカワが特に悔しがっていましたが、
ヤマダ部長は「まだまだ世の中、ハモリへの意識はそんなものだ」と。
次!の声に手を挙げたミノダ。
「峠を吹き抜ける風とハモってきました」と、やや笑いを含んだ感じで。
おおいいねぇ、じゃちょっとやってみようか、オレが風をやろうかと部長が乗る。
ひゅ~っと鳴らした音に、重ねてひゅ~♪
なんともその嬉しそうにハモっている光景が微笑ましい(笑)
「次!」「はい!」「ハラ!」(会場爆笑!)な流れが続き。
なんか欽ちゃんみたいなんだもんね、ヤマダさんが。
ハラは寝苦しい夜に、耳元で飛んでいた蚊とハモリました、と。
うわー、いやだね、それね。
それまでがつんと寝ていたのに、耳元で「ぶん」っていっただけでパッと目が覚める。
新しい!じゃ、オレが蚊をやろうかとまたまた嬉しそうにヤマダさん。
…基本、何でもアリなんですね、この倶楽部ね。
ハモリへのあくなき追求へのキャパの広さったらないです。
ハラが手を上下させながら、低く高くふいーんと飛んでいるのを目で追いながら、
高いところにあがった!と思ったらパシン!と仕留めた。
手を開いたハラの、手のひらをのぞきこんで、ささっと払ってあげるヨシカワ。
音も高くあがったところで、蚊もその高さで一生を終えて満足だっただろう、とヤマダさん。
「他に!」の声にふたたび、フカミ。
これはハモリと言えるかわかりませんが、と前置き、「オヤジの小言にハモりました」
いいねぇ、アグレッシブだねぇ、いいよ~とこれまたやってみようかとヤマダ部長。
なんでも乗っかりますな(笑)
またお前はこんな夜遅くまでふらふらして!とかそんな小言。
わーっとまくしたてるオヤジヤマダに、フカミが輪唱のようについていく。
最後は「父ちゃん情けなくって涙が出るわ~♪」でハモリ。
24日と25日ではこの小言内容、微妙に違うものでした。
ついでに、24日のほうが全体的にややグダグダしていたの。
25日は時間の押しへの懸念か、すんごくサクサク進行していってた気がする。
「他に!」 …。
…24日、明らかにまだ報告していない人が(笑)
「他に!…っていうかヨシカワ!」とヤマダさん、しびれを切らし指名。
ゆらーんと前に歩み出たヨシカワ、目をきらきらうるませながら
「ゴッホのひまわりとハモってきました」
…また不思議なことをあなたは…
と思ったら、「新しい!」と部長賞賛。えー、いいのかい。
じゃ、オレがひまわりに…って、何するんだ~
こんな感じ、とイメージしてポーズをとるヤマダ部長を、もとい、ひまわりを
やっぱり目をきらきらうるうるさせて、微笑むようにじーっと見つめるヨシカワ。
(…無音)
その光景を見守り中の3人が笑えた。
「聴こえますか、僕のハモリが」
「…き、聴こえた気がする。聴こえた気がするぞ~」
25日のこの部分、ひまわりとハモってみろ、ということになった途端
「じゃあここにひまわりを持ってきてください!」とヨシカワが言ったため
ヤマダ部長は「ってお前、一休さんか~い」と髭男爵になっていました。
これって、一休さんのふすまの虎退治のくだりのとんちに掛けてるんだよね。
部員達の活動報告が終わったところで、おもむろにパンツの後ろポケットから
おハガキを取り出す部長。
世界各地に散らばっているハモリ倶楽部会員から御手紙がきていますと(笑)
仙台のなんとかさん(すごく長くて噛みそうな名前)から、と読み上げる部長。
「えー、皆さんこんばんは」
(全員バラバラに)「こんばんは」
ハモってない!油断しないように!と叱咤する部長(笑)やりなおし。
25日は「気ぃ抜かないようにね~♪」とあやす感じだったかな。
「皆さんこんばんは」「こんばんは~♪」
「私には競馬のファンファーレがお寿司のネタに聴こえます。
ぜひ皆さんにハモって頂きたいです」
ということで、そのハガキを皆に見せ、取り囲むように、言葉を確認する5人。
音叉を取り出すヨシカワ。
「パパが買ってきたカッパ巻き鉄火巻き納豆巻き~♪」
ああ、これが、昔いいともでやっていたコーナーなんだろうなーと。
巻物ばっかり、経済的だねぇ、とつっこむハラ。
「はい、ややウケ~」、と部長がハガキを後ろのテーブルへ。
続いてはスリランカかブルガリアかどこかの国からのおハガキ。
「白鳥の湖がトイレの歌になります」と。
ヨシカワメインで「♪べんきにけつはまったままみずながす~♪」
ジャーン!ジャ、ジャーン!♪とクラシックにハモる5人。
…上手いよねぇ(笑)
芸達者だね、ハモれるってのは…と妙に感心してしまった。
こちらは「はい、バカウケ~」
ちなみに24日、後のMCで酒井さんが、このネタが2つしか思い出せなくて、
資料もVHSのビデオテープが切れたり伸びたりでわからないので
当時のネタをお持ちの方は事務所までお送り下さい、なんて言ってました。
これ、いいともにレギュラーで出ていたときは学生さんだったり、メガネだったり。
「おっと、もうこんな時間だ」腕時計を見るヤマダ部長。
それでは日常生活に戻って、ハモリを追求してくれ、と指示出し。
そこでハラ。
「追求ってさぁ~、これ以上何を追求すればいいわけ?」とL字指差し。
ミノダは、「そういえばこの間、安岡と酒井、いびきでハモってたぞ」
「安岡って…、え?ハモリ倶楽部はおしまい?」とフカミもといヤス。
この辺で、大きな鼻のお面?をつけた黒いマントに身を包んだ男がステージ上に現れます。
ミノダもといてっちゃんが
「もういいだろ。それより『青い鳥』サビのところもう一回練習しておこうぜ」
なんとなく反抗児というか自信満々っぽい立ち位置になったハラもとい黒ぽん、
練習なんて必要ないよ、と言ってのけちゃう。
「一応だよ、一応」とのてっちゃんに、「はいはい」なんて、たらーっと言っちゃって(笑)
本番までもうあと30分、とゴスペラーズに戻った彼ら。
着替えるために、ステージを去っていきます。
…ちなみに、この時点でヤスのデニムは、デニムなのにさらに濃いオレンジに変色。
おなかで受け止めきれないほどの汗って…、とまじまじとジッパーのあたりを
つい眺めてしまった。
はけたところで、マントの男のナレーション。
彼らのこの気のゆるみが、後々とんでもない事件になるのだ、と。
「夜のハーモニードラマ オレ達、ハモリ倶楽部。つづく」
とナレーションが入ったので、そんなタイトルだったのかいっ!とわかりました。
ついでにまだ続くんだ、と(笑)
バンドの皆さんが入ってきたところで、上のシャツだけ着替えたてっちゃん。
「新曲なんで、バンドだけできちっとさらっておいて下さい。よろしくお願いします!」と
バタバタ~っと指示出しをして、またバタバタ~っとはけていく。
この時には、「新曲なんで」の意味がよくわからなかったんだけど、
このinterludeが、後に歌われる本当の新曲「123for5」だったのね。
後述しますが、これめちゃめちゃかっこいいです。
そして再登場した彼らは黒いシャツに、地模様ありの朱赤っぽい三つ揃え!
うわーなんだー暑苦しいぞー!その色はー!というのが、第一感想でした(笑)
しかも真夏にベストとは…ヤスが暑いでしょうに…
灼熱の後半戦へ続く~
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