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On the Corner

めぐりあいつむぎつづれおる日々を生きていく中で感じたことを

ルーパー×パフォーマンス

2016-08-17 08:30:07 | Gospellers

発売から早1ヶ月以上。
夏のダブルAサイドシングルの一曲「Recycle Love」。
リリース発表時に「ハイパーアカペラ」と称されていて、どんな展開の曲なのやら
非常に楽しみにしていたのですが、この曲の「LOOPERformance」と銘打たれたMVが
初回限定盤の特典でした。


Youtubeにオフィシャルができたおかげで、その一部をshort.verで
発売前にも観ることができていたわけですが…

こちら


通勤帰り道の車内、心して観始めたのがひっくり返るくらいの衝撃で。
1分ちょっとでこの状態なら全貌みたらどうなるんだという。


その特典MV、これがもう、想像通りというか想定以上というか。撃沈必至というレベルで。

LOOPERしかない無機質なグレー空間に、
サカイさんがゆっくり歩んできて、イヤフォンセット・・・音叉!・・・カメラ目線!
いちいち舌打ちレベルのかっこよさにくらくらする!

あの手で、指先で、全員の音を、姿までをも操る様に!
PCの前でニヤニヤしちゃう!

しかもさすが特典、CDよりルーパー操りタイム増量!
ミックスされる5人の歌声とルーパーの関係性が面白い!
映像で見せてもらえるなんて素敵!
こういうの待っていた!


PCを立ち上げるたびにバックグラウンド再生し続けて、飽きずにこの1ヶ月視聴。
やっぱりねーと我ながら静かに興奮しております。


枯渇する愛、愛を有限エネルギーにたとえる世界観。
それを代替がないと淡々とニュースのように伝えるSF的な歌詞。
LOOPERが延々と同じことを繰り返すことができる機械、というのとあいまって
なんとも不思議な感覚に陥りつつ、その表現すべてひっくるめて、「ザ・サカイ」的な
アイディアがこうも繰り出されてくるってすごいなあとしみじみ思う。
「が、」の破壊力とかね。


5人で歌うことを前提にこれまで曲作りをされてきていることを、とっぱらってみたというこちらの曲。
言われてみれば、ああなるほど、と、確かにその縛りが暗黙にあったわけですよね。

ひとりで多重録音して披露するユーチューバーではなく、あくまでも素材は自分たちのライブの声。
ライブごとにリセット、その場で機械に吹き込んだサカイさんのリズムを重ねていって
ゴスペラーズ、カモンという、そこに5人がかりでまた歌うからこその醍醐味があるんだという、
この方のグループへのこだわり、愛情を感じるのですよね。


各地でのラジオプロモーションなどを聴いていて、ふと思ったことがふたつ。

ひとつは、G20のWOWOW放映時の5人のインタビュー中にひょんなことから出てきた
「ゴスペラーズを倍にする」という話。
メンバーが減るということではなく増える、しかも二倍の10人いればA班活動中にB班は休める、
みたいな、彼らならではの笑いのエッセンス込みのお話。
あのとき、サカイさんが「ああ」と何か片隅に閃いたものをつかみかけているような表情を
していたような気がしたのを思い出したのでした。

もうひとつは、やっぱり北山さんのこと。
北山さんがいつ戻ってこれるか、瀬戸際のところで、調整もシミュレーションも
相当されていたのだろうと、プロモ中はスポークスマンたちが語るのを聴いていました。

いろんな表現はあったけど、
・あまりベースを低くしないほうが北山がラクかなと思って
・北山が安心して戻ってこれる曲をつくろうと思って

戻ってくる前提だけど、いつ戻ってこれるかわからないなかでゴスペラーズとして
どうパフォーマンスするか、し続けるかを色々考えてもいたんじゃないかな…

新しいチャレンジ、試みの背景にある思いとか覚悟とか
そう感じさせるものに触れると、まだまだついていっちゃうわーと思うのだ。

SOULPOWERでライブ初見、来週の音霊でも間近で聴けたらいいな。
ルーパーくんが潮風に弱いとかでないといいのだけど…
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