私的ピンクリボン

ここ数ヶ月どうしようか悩んでいたけど、結局髪を染めました。

自然な話なんだけど、なんだか急激に白髪が増えた気がして。
健康な髪だし、これは私の財産なんだ、とは思うものの
鏡見ながら何気なくかきあげたところに、ぴよっとたくさんあると
やはり加齢の象徴、ショックな気持ちもあり…

以前ならすぐに染めちゃおうと思っていたけど、今年の4月か5月くらいに
あるニュースを見てから、同じかたちで貢献できるなら私もやりたいな、と
共感していたことがあり、染めるのにためらいがあったんだ。

昨年の記事はこちら


髪を大事にケアしながら伸ばした髪を、医療用ウィッグにする、
「みんなが少しずつ自分のできることを提供して支え合う」
すごくいい取り組みだ、と思っています。

ここ半年で、私の周囲で乳がんと告知され、仕事しながら治療を
すすめている人が急増しました。本当にびっくりするくらい。
しかも年代としては私±6歳前後とあって、他人事ではなかった。

そんなこともあって、今年の健康診断では、女性全員に婦人科オプション
マンモグラフィーorエコー検査を必須としたけど、マンモだけ、エコーだけ、
では見つからない場合もあるらしい。

がんのステージの違いがあるから、手術や、抗がん剤投与や、
治療方針も過程も本当に人それぞれで、誰から聞いても、壮絶。
抗がん剤による抜け毛やしびれや、ホルモン治療による更年期的症状や…
最近どう？と声かけすると、今こんな状況でね、と返してくれるメールに
思わず涙が出るときも。

そんな人達が前向きに、自分の身体も大事にしながら、
仕事で成果を出そうと頑張っているところに何が出来るだろう？

元気に特に問題なく仕事に向かえている人と、
介護や育児や療養や何かしら、時間の制約があるなかで働く人とが
「おたがいさまとおかげさま」で双方がいつ逆の立場になっても
支えあえるような環境、仕事ぶりの定着が目標なんだけどね。
幸い、今闘病中のメンバーの周囲は理解、応援してくれているけど
まだまだ、一部でしかないと思う。

いろいろと考えるところはあるけれど、「仕事をし続ける」ということを
あきらめてしまう会社にしないことが、今の立場で出来ることで
求められることで、私が支えられることかな、と思っています。

そのためにも自分が気持ちよく元気に働くこと、ゆえに自分の髪は
染めようと思ったのでした。大げさといえば大げさなんだけど（笑）

そしてセルフチェック啓蒙も！