On the Corner

めぐりあいつむぎつづれおる日々を生きていく中で感じたことを

心待ちにしておりました

2022-04-03 17:45:00 | Takarazuka

2月の大劇場では観劇が叶わなかった、宙組公演。
無事に東京公演の初日が開き、2日めの今日、やっと観ることができました。

大劇場公演の千秋楽も、ライブ配信で観ようか…悩んだものの
やはり初見は、やはり劇場で生で観たいという思いが勝り、
しかしながらほんとに4月まで待てるか‥?という気持とのせめぎあい。

なんだかんだと仕事の慌ただしさで、乗り越えられてしまったけど
本当に長かったよーーーーー!



 
ゆりかさんの初舞台公演、2006年の初演を映像では観ていたけれど、
なんだかまた新鮮な気持ちで観ました。
演じる人によって、こんなに違うのか・・・と。

流れに「?!」と思うところはありつつも、演じるひとりひとりの役柄への説得力、
全員の勢いになんだか飲みこまれるように、引き込まれて息が止まるような瞬間もたくさん。

歌声の大迫力が、宙組一丸となったときの持ち味でもありますが、
それが生きることへのうねりのような、心の悲鳴のようでもあり。
びりびりと心に響く、りっつ、あーちゃんをはじめ、コーラスを引っ張る
人々が素晴らしかったよ…!
スペイン内戦の話ではあるものの、現実のいまウクライナで起きている戦闘と混乱を
投影しているかのようで、思わず重ねずにはいられない。

「アナスタシア」もだけど、この「Never Say Goodbye」も宙組の分厚さで
一本物をここまで魅せられるのは素晴らしいのひとこと…

男役としての最高をまた更新してきた真風涼帆さんという人は
いったいどこまで高みにのぼりつめていくのだろうか。
隙がないのに余裕を感じる、それはどこまでも磨き上げられた成果だと思います。

ラストのフィナーレ、これがもう本当に最高。
キキちゃんの歌唱指導は、あたたかくて熱くて、泣けてきちゃうし、
群舞の赤と黒、デュエダンの白、情熱的で、艶やかで、もうずっと観ていたかった。
大階段のフォーメーションも、総踊りもとにかくかっこいい。

ムレータを銀橋でゆりかちんが回しはじめ、舞台と大階段の男役総出で回すシンクロ、
もうなんというか、世の中許されているなら絶対歓声あげちゃうくらい。

これぞ宝塚の華やかさとエンターテイナーっぷり。お見事でした。

よかった、やっぱりここまで待ってよかった。

短いけれど、どうか東京公演は無事に健康に駆け抜けられますように。
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