「お花がないと、さびしいね」が口ぐせだった祖母。
大往生だもの、たくさんのお花に囲まれてさびしくないように。
亡くなってから葬儀まで1週間、
…火葬場の混雑期と言われると寒い時期ゆえにそうか、と…
ドライアイスにまもられていたおばあちゃんは
葬儀社の方がそれはとてもきれいにお化粧も施してくれて
外出するときに愛用していた赤いウールのスーツに身を包んで。
とても元気に見えたよ。
お別れの棺にお花を入れながら、ここまでを思う。
一緒にいるときは、寝不足でイライラしてキツい物言いしたり、この介護はいつまで続くんだろうと思ったり、
祖母にとっては居心地悪い思いをさせてなかったか、思うようないい孫ではなかったと思うけど、
いざ離れて暮らした半年ちょっと、祖母からもらった時間でしっかり寝られるようになって
気持ちのトゲトゲが和らいだし、どうしているかなと思いを馳せる時間が増えた。
でも、いつも最後に思うのは私が生後11ヶ月半で手術した頃を
手記に残しておいてくれたこと。
きっと涙ながらに書いてくれたのだろうというインクのにじみ。
綴られたたくさんの愛情には、感謝しかない。
思い出させてくれる、立ち返らせてくれる原点、忘れないよ。
優しくなるにはゆとりが大事、とつくづく思う、
反省しきりの孫ですが、おばあちゃんが日々感謝していた娘である母を労って生きていくよ。
またね。
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