「一筋の軌跡」
報道番組のジングルやFMで流れてくるゴスペラーズを聴いたことはあったものの、
きちんと聴いたのは店頭でベスト盤が出たことを知り、それなら聴いてみたいと
アルバム「G10」を手にとったのはG10ツアーが終わりかけている頃だったかと思います。
2005年の4月頃に購入して、年度初めの慌ただしさで聴く余裕がなく、
6月頃になってやっとゆっくりと聴いたように思います。
聴き始めたら「One More Day」や「終わらない世界」での5声の重なりや、
声だけでこんなに豊かなんだとぞくぞくし、「Atlas」での酒井さんの透き通った歌声に
衝撃的につかまれて、坂道を転げ落ちるように夢中になって、今に至ります。
このチームワークがどんな風に成り立っているのか知りたくて、
夜な夜なネットで調べていたら、5か月お休みであること、
「ゴスペラーズはライブが真骨頂」らしいとわかり、早くライブの機会がないかと
過去のCDを全部聴いて、その日を待ちわびていました。
私が初めてライブに行ったのは年が明けて、2006年の苗場でした。
時間も忘れて楽しんでいたそのライブで新曲として披露されたのが
「一筋の軌跡」でした。
お休み中ずっと待っていたファンにとっても、私のように初めましてのファンにとっても
「さあ一緒にひとつになろう」と巻き込んでくれる懐の深さや勢いや熱狂があって、
今でもあのステージが瞼裏に焼き付いて離れません。
15周年秋冬で周年お祝いをしたときから早くもまた5年経って、
でもこの曲はいつでも熱くて。
多くの名曲あれど、生の音楽体験のインパクトをくれたこの曲に一票を投じます。
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