「白秋」に想ふ―辞世へ向けて

人生の第三ステージ「白秋」のなかで、最終ステージ「玄冬」へ向けての想いを、本やメディアに託して綴る。人生、これ逍遥なり。

『夢十夜 他二篇』

2005年04月27日 | Arts
夢十夜 他二篇(夏目漱石・著、岩波文庫)  言わずと知れた漱石の掌編である。子供の頃から古典や文芸作品に親しんできた人を除けば、これらの著名な作品には教科書や参考書で出会うことが多いのではないだろうか。そして、この出会いは読者にとっても作品にとってもたいてい不幸な結果に終わる。教科書や参考書で出会った作品は別の目的のための手段や素材であって、そこでは自由な解釈は許されず純粋な読書の楽しみは奪われて . . . 本文を読む
コメント