「白秋」に想ふ―辞世へ向けて

人生の第三ステージ「白秋」のなかで、最終ステージ「玄冬」へ向けての想いを、本やメディアに託して綴る。人生、これ逍遥なり。

『死にカタログ』

2007年09月01日 | Life
『死にカタログ』(寄藤文平・著、大和書房)
  比較的世代が近い女性の知人の方から、とてもおもしろかったからと勧められた。実際読んでみると気負わずに読める「死の百科」といった感じだ。いつも自分のこととして死を身近に想ってきたが、それゆえに、逆に死を客観視することが意外とできなかった。本書は楽しいイラストと雑学的知識でそこのところを乗り越えさせてくれる。
  生き物は必ず死ぬ。しかし、死に向かって生きているのではなく、生きているからこそ死を迎えるのだろう。死を忘れてはならない、生きるために、とりわけ“自分”を生きるためにこそ。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『2つの同じドア』 | トップ | 『フェルメール「牛乳を注ぐ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Life」カテゴリの最新記事