「白秋」に想ふ―辞世へ向けて

人生の第三ステージ「白秋」のなかで、最終ステージ「玄冬」へ向けての想いを、本やメディアに託して綴る。人生、これ逍遥なり。

乱読譜~20111023

2011年10月23日 | Monologue & Essay
☆主な読了本~20111023☆






☆☆『超巨大地震に迫る』(大木聖子、纐纈一起・著、NHK出版新書)☆☆

  共著だが、ほぼ大木さんの単著といっていい。地震予知は現在の科学では困難であるにもかかわらず、予知への淡い期待を抱かせてきたことに対する、大木さんの誠実な反省に心打たれる。






☆☆『「もう、うんざりだ!」自暴自棄の精神病理』(春日武彦・著、角川SSC新書)☆☆

  著者の経験や文学作品からの引用は興味深いが、いまひとつこころに届かない感じがする。しかし、些細な喜びや感動が自暴自棄を踏みとどまらせるという指摘は、思い当たる節も多い。






☆『太宰治の愛と文学をたずねて』(松本侑子・著、潮出版社)☆






☆『理系なお姉さんは苦手ですか?』(内田麻理香・著、高世えり子・絵、技術評論社)☆






☆☆『もうダマされないための「科学」講義』(菊池誠、松永和紀、伊勢田哲治、平川秀幸・著、飯田泰之+SYNODOS・編、光文社新書)☆☆

  311以降、科学に対する信頼はいままで以上に大きく揺らぎ、不信が露わになっている。いまこそ新たな科学リテラシーが求められているが、本書はその一つの集約といえる。万人に薦めたい好著。




乱読譜~20110529




  


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