人は三つの執着によって苦しむ。
①求めるものを得たいという執着
(だが かなわない)。
②手にしたものが いつまでも続くようにという執着
(やがて必ず失われる)。
③苦痛となっている物事を なくしたいという執着である
(だが おも思い通りにはならない)。
では、これらの苦しみが止むとは、どういう状態なのだろうか。
それは、苦しい現実そのものではなく、苦しみの原因である「執着」が
完全に止んだ状態なのだ。
———サルナートでの五比丘への開示 サンユッタ・ニカーヤ
【反応しない練習】から