歎異抄 2024-11-16 06:43:00 | 拾う 「我が心の善くて殺さぬにはあらず、また害せじと思うとも百人千人を殺すこともあるべし」私の心が清らかだから、殺人という恐ろしいことをしないのではないのだよ。「さるべき業縁の催せばいかなる振る舞いもすべし」人間とは、そういう縁〈環境、きっかけ〉がくると、どんなことでもやってしまうものだ。【ほとけさまの50の話】これが本当の、人を理解するという意味なのかもしれない。人の行いに是非を問うなら誰でもできる。でも、人の背景までも考えた人はどれくらいいるだろう?自分の目の塵をとらずして、人の目の塵を取れるはずがない。 « 過去を懐かしむことって、自... | トップ | 動揺すると、人の心はこうし... »