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だから今、しぶんぎ流星群を見に行く!?

2020-01-01 | だから今

[写真はオマケ]

[はじめに]

2020年の新年を迎え最初の投稿がカテゴリー「だから今」

新年を迎え「縁起でもない」と思われる方もいるだろうが、

半世紀以上生きてきて、数年もすれば第一線を退く身。

しかも若いころの無理やら遺伝的な事やらで、まぁ個人的には平均寿命までは生きられないだろうと感じている。

どちらかというと半世紀を過ぎても生きていられる今はオマケの人生ぐらいに思っている。

だから今、

「やりたいことは、できることは、やれる時にやっておきたい」

「仮にそれで命を削ることになろうとも安定・安全・安静を選び長生きする生き方は個人的には選びたくない」

とは言え、

「永く生きたいという望みはある」

まだまだやり足りないし、やりたいことのためには人間の寿命は短いと思っている。

また、多くの人が望む通り

「苦しんで死ぬのは嫌だ」

若いころの病気で苦しい思いが永く続いていたこともあり痛みや苦しみには辟易している。

でも無理して生きているから、

「ほどほどに苦しんで死ぬんだろうなぁ」

それが運命と言うか宿命だと感じている。

個人的すぎる話はこれくらいにして、

 

<↑ 2019年ふたご座流星群の流星2個+飛行機雲1筋の合成写真>

[しぶんぎ流星群]

2020年の「しぶんぎ座流星群」は1月4日未明が極大期。

流星の数がいつもより増えるのは1月1日から1月7日までの間と言われている。

ちなみに「しぶんぎ座」は現在の88星座の中には無い。

20世紀初頭に増えすぎた星座を現在の88星座に統廃合したためしぶんぎ座はそのときに表舞台から姿を消した。

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ウィキペディア 星座

特に大航海時代と観測天文学が進歩したことで100を超える星座ができてしまい星座が星を取り合う事態になっていたようだ。

中には「ねこ座」まであって単純に権威のある人物が自分が猫が好きだからと制定した星座もあったようだ。

話しを「しぶんぎ座」に戻して、

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ウィキペディア しぶんぎ座

アストロアーツ 2020年1月4日 しぶんぎ座流星群が極大

国立天文台 しぶんぎ座流星群が極大(2020年1月

しぶんぎ座は「壁面四分儀(へきめんしぶんぎ)座」とも呼ばれていた。

壁面四分儀は18世紀に天体観測に用いた照準器のひとつでその頃に星座として制定された。

現在の88星座ではうしかい座とりゅう座に星を分け与えて事実上消滅した。

ただこの流星群は牛飼い座とりゅう座の間が流星が飛んでくるように見える放射点。

そのため年の始めを飾る流星群の名前として「しぶんぎ座流星群」と呼ばれている。

今年2020年の最大の極大期の予測時間は1月5日未明(1月4日深夜過ぎ)の4時ごろ。

実際にしぶんぎ座が夜空に見え始めるのは未明の2時前後の北東の空。

三大流星群の一つではあるが夜8時ごろから見られる夏のペルセウス座流星群や初冬のふたご座流星群よりも観望の敷居が高い。

深夜2時から4時の間と言う短い時間。

年明け早々と言う酷寒の季節。

この二点が観望するものの気合をそぐと言っても過言ではない。

ただ、その分見ることができたときの喜びは大きいだろう。

上手く写真に納められたら喜びはさらにひとしお。

 

[しぶんぎ座を見つけるには]

しぶんぎ座を探すには北斗七星と北極星が見える場所が望ましい。

大雑把には北斗七星の真っ直ぐ並んだ柄を構成する三ツ星を北東方向に延長した当りにある。

北極星が見えた方が良いのは真北の方角が分かるため。

(また、赤道儀などを使って天体観測を行う人なら北極星が見えるのは必須ともいえる)

 

[しぶんぎ座流星群を見る前は]

深夜2時ごろから見やすくなるしぶんぎ流星群。

観望するだけならともかく、天体望遠鏡やらカメラやらで狙うには事前の準備が必要だ。

深夜1時ごろからいそいそと準備を始めるのもよいが今回の夜は月が無く周囲は暗闇(にある場所を探すはず)

何か物でも落とそうものなら明るい懐中電灯で照らしながら探すか夜明けを待つしかなくなる。

できるだけ早めに観望場所に到着して準備をする必要があるだろう。

前日の明るいうちに準備を済ませ夜の8時になると今の時期なら、

天頂付近の少し北側にはWの文字に見えるカシオペア座が見える。

東の空におうし座・オリオン座・ふたご座・こいぬ座・おおいぬ座が見え始める。

これらの星座は夜10時には天頂付近まで登る。

そしてオリオン座のベテルギウス・こいぬ座のプロキオン・おおいぬ座のシリウスで形作る冬の大三角が見られる。

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冬の大三角について記事で紹介している 2019年、ふたご座流星群動画

 

またオリオン座の青い一等星リゲル・おおいぬ座のシリウス・こいぬ座のプロキオンふたご座のポルックス・ぎょしゃ座のカペラ・おうし座のアルデバランが織りなす冬のダイヤモンド(または冬の六角形)が見られる。

<関連記事>

ふたご座流星群・2018、ふたご座・冬の三角・冬の六角形とともに

日付が変わる深夜0時に北東の空に「うしかい座」の一部が見え始める。

この時間でもおうし座・オリオン座・こいぬ座たちは天頂よりも少し西よりに見ることができる。

そしてこの時間には北東(正確には北北東)の空にしぶんぎ座の放射点が出始める。

個人的には狙いをしぶんぎ座流星群に切り替えるタイミング。

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しぶんぎ座流星群、2019 流星写真

 

[しぶんぎ座流星群のあとは]

深夜4時を過ぎ5時に近づくにつれ夜明け(薄明)間近となる。

東の空は明るくなりはじめ流星もかなり見えにくくなる。

この時間に東の空から南にかけて春の大曲線・春の大三角を見ることができる。

<関連記事>

サムヤン14mmF2.8で撮った冬の天の川・春の大曲線

 

酷寒のこの時期の夜明けの空は晴れていればクリアのひとこと。

夜明けの藍色の空と陽の光の紅色が織りなす色合いは「黎明」をイメージさせる美しさ。

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しぶんぎ座流星群2019から黎明 <撮影反省記>

 

[最後に]

毎日のように天気予報には目を光らせている。

何となく今年の一番の狙い目の日時は首都圏・。関東南部なら1月2日深夜(1月3日未明)辺りだろうか。

体調は万全とは言えない。

利き手の腱鞘炎は悪化はしていないが小康状態。

(とっさの動きに反応できないため車での遠出は厳しいか?)

昨年末に打撲をおった足は未だにしびれたり痛んだりする。

前述の通り、夜の天気も何とも言えない。

でも繰り返しになるが、

「やりたいことは、できることは、やれる時にやっておきたい」

「仮にそれで命を削ることになろうともただ長生きする生き方は個人的には選びたくない」

<↑ 2019年ふたご座流星群を狙って撮った写真300枚ほどの合成写真>

【最後まで御覧頂きありがとうございます。】



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