[はじめに]
シャリンバイは誕生花としてはいかなる日付にも取り上げられていない花木。
そして通常の開花時期は春から初夏にかけてで、
秋には実がなる。
そのため季語は花が「春」で実は「秋」
花言葉も美しく誕生花に取り上げられていないことが疑問に思えるくらい。
そして、南関東に位置する近所のものは例年今ぐらいの秋と呼べる季節に実がなると共に花も咲く。
投稿日の今日、11月1日には誕生花の一つに「ウメモドキ」がある。
「ウメもどき」つながりで本日シャリンバイを取り上げることにした。
ちなみにウメモドキはモチノキ科で赤い実をつけるがシャリンバイは梅と同じバラ科。
[本編]
[写真は先週の2019年10月24日(木)に撮影]
シャリンバイの和名は「車輪梅(しゃりんばい)」
名前は花・蕾を葉っぱがぐるりと取り囲むように伸びることと花が梅に似ていることが由来。
花の色は基本色が白で最近は桃色品種の「紅花車輪梅(べにばなしゃりんばい)」が流通している。
開花時期は3月から5月。
花の大きさは1cmから1.5cm
樹高は2mから6m
日照と潮風に強いが寒さにはやや弱い。
原産は日本・朝鮮半島・台湾
花言葉は、
「純な心」
「純真」
「愛の告白」
樹皮は奄美大島の大島紬の染料に利用されている。
大島紬の色合いは日本人女性の清楚さを引き立てる美しさがある。
秋(10月から12月)に熟す実は紫色がかった黒色。
実の大きさは一粒が7㎜程度で1cmにも満たない。
中身はほとんど種で果肉部分は極端に少ない。
ネット上では「ほんのり甘い」などの記述があり毒はないが食べられる部分が少なく食用には適さないようだ。
また、持っている書籍の「野鳥と木の実ハンドブック」には掲載されておらず野鳥が好んで食べるかもわからない。
(個人的にもこの実を野鳥が食べている様子を見たことがない)
ただ、シャリンバイは先にも取り上げた通り花言葉が美しい。
また潮風にも強いため沿岸の崖の近くなどで強風に耐えながらも成長する強い樹。
個人的には誕生花として取り上げたい花木である。
余談
誕生花の定義は曖昧で由来や定義は国や地域によってまちまち。
ちなみに11月1日の他の誕生花にはスプレーマム・セイヨウカリン・カリン・チャノキ・ギンモクセイ・ウメモドキ・アケビ・オーニソガラム:アラビカム・カンガルーポー・キルタンサス:マッケニー・クロトン・スプレーマム・ソバ・タバコソウ・ノブドウ・ブバルディアがある。
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